起きてくる感情や思考には

良い悪いもないのです。



良いも悪いもなく、

その時々の縁に触れた感情や思考が

次から次に現れてきている

だけなのです。



起きた後から

「この感情、思考は良いけれども

この感情、思考は悪い」


というように

区別して解釈しているのです。



湧き出てしまった後に

良い悪いと言って取り上げてもみても

仕方のないことなのです。




そこのところの

大きな矛盾に気づきますか?





『憎しみの感情や思考は

愚かだからダメ』



などといったところで、

湧いて出てしまったものを取り上げて

コントロールして

本当にその感情を止ませることが

出来るのでしょうか?





ただ縁に触れて湧いて出てくる

その刹那の感情に

良いも悪いも分別、判断、解釈なく

そのままに

ただ出っ放しに居てみることです。






どんな感情、思考も

縁に触れてただ湧いて出てきている

その刹那なのものなのです。





それを見届けると

後からの解釈は必要ではないのだと

沈黙が訪れるのです。