保護猫活動の始まり-母子猫- | 田舎暮らしと保護猫たちと

田舎暮らしと保護猫たちと

【保護猫部屋かとう】です。
2016年末移住した限界集落で自宅シェルターに
遺棄猫を保護→譲渡活動中。
▶︎第2種動物取扱業 届出済
▶︎代々保護猫と暮らして35年
▶︎移住後に保護した猫38匹
(看取り8匹/譲渡13匹)
▶︎現在は保護猫17匹を夫婦でお世話中。

理不尽な駆除


再婚でココへ移住した時は
保護したコや保護猫さんを迎えて
3匹の先住猫さんがいました。


この土地に少し慣れてきた頃
3月だったと思います。
ハチワレの猫ちゃんが
捨てられたのか姿を
見せるようになりました。

姿を見せたり
しばらく姿が見えなかったり
そんな繰り返しがあり
秋口には仔猫連れになっていました。

そっくりな母子猫でした

保護しようにも
野良生活と仔猫がいる母として
必死に仔を守ろうとする
警戒心の高さに
保護しかねたまま日が経ちました。

所用で終日遠出し、帰宅後から
姿が見えなくなりました。

よくよく聴いてみると
近隣のお宅に仕掛けた
たぬき罠に母子猫がかかり、
どこかに連れて行かれたとガーン

きっと知らない土地へ連れて行かれ
遺棄されたであろうことは明白で。

とにかくわたしには
覚悟が足りなかった。
意気地なし

ご近所が皆、猫嫌いで
猫にスプレー殺虫剤を噴霧したり
石を投げたり
何なら棒で叩きコロしたとか
武勇伝のように語る
そんな環境下で

近所の目を気にして
生活している姑や主人にも
保護したいと宣言できなかった。

そんな迷いが
あのコたちを救えず
不幸にしてしまった。


この悔いは
本当に大きな傷として、
今もわたしの中にあります。

本当に痛い。
今もヒリヒリ痛い。

今のわたしなら
迷わず捕獲器かけて
保護したと思えるから。

それから半年が経って
新たに遺棄された兄弟の仔猫が
我が家にあらわれました。

カブキとグレオ

迷わず保護しましたが、
主人からは
今ウチには3匹もいるのに
このコたちまで迎えるのは無理。

可哀想だけど
近所も猫が嫌いな人ばかりで
畑に排泄するとか嫌だろうから
どこかに放すしかない。

と言われましたが
断固として意見を曲げず
保護し、養育しました。

家猫修行です

愛護センターの
譲渡会に毎週参加しながら
去勢手術を受けて
数週間後、
ご縁をいただき
譲渡が決まりました。


あの時、保護したことを
姑からも主人からも反対され、
本当に辛かった時期もありました。

それでも
あのコたちを遺棄するなんて
わたしには出来なかった。


個人で保護し、譲渡する活動は
彼らから始まりました。


譲渡し続けても頭数が、、


2019年には

初代シロちゃん

残念ながらこの写真の1か月後に
虹の橋を渡りました


そしてサバちゃん


計2匹を保護しました。
サバちゃんは今も元気です

クローバークローバークローバークローバークローバー

2020年には
ピーちゃん
2020年10月末に巣立ちました

トラコ
今年6月に巣立ちました

トラジ



9月には乳飲み子だったチマさん
今年3月に巣立ちました。

11月にはヒゲジィ


計5匹を保護しました。

クローバークローバークローバークローバークローバー

今年2021年は
3月にグレちゃん

アオちゃん

チャメ

キジコ
昨夏TNR済み➡︎再保護

タビーちゃん
2021年8月に巣立ちました

シロちゃん・キジさん
シロちゃんは昨夏TNR済み➡︎再保護

おチビ
先週からトライアル 中

10月にトラオ


そして同じムラの飼育放棄のお宅から
3月に引き上げてきた仔猫4匹。
ココ&モカ
まるちゃん  ちぃちゃん
ココ&モカは3月
まるちゃん、ちぃちゃんは4月
我が家から巣立ちました


で。
今のところ計13匹えーん
8匹譲渡しても5匹増える計算だ。

1ヶ月に1匹超ペースとか
もうこれ以上はムリ真顔


クローバークローバークローバークローバークローバークローバー

今、我が家にいるコたち

+
チャメさん
+
トラオ


+

ボクちゃん

+


1/5保護 茶々ちゃん


クローバークローバークローバークローバークローバー




わたしがやっているのは
あくまで
個人での保護猫活動で
どこの団体にも属さず
地道に譲渡会や
愛護センターのweb掲載だけで
TNTAを進めています。

TNTAとは

Trap(トラップ):捕獲すること
Neuter(ニューター):不妊去勢手術をのこと
T
ame(テイム):人に慣らすこと
Adopt(アダプト):譲渡すること


保護できる猫は保護
下矢印
飼い猫として安全に生を全うできるよう
サポートする

そんな活動です。



あのハチワレの母子猫を救えなかった

あの日の後悔を繰り返さないために
個人のキャパを超えてはいますが
家猫さんになれるよう
愛をもって接しています。