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FD競り負けタイに

 2日、第4戦が高知球場で行われた。BCリーグ覇者の群馬ダイヤモンドペガサスと対戦した四国・九州アイランドリーグ優勝の高知FDは一回に先制したが、三回に2点本塁打で逆転され、そのまま1―2で敗れた。2勝2敗のタイになり、優勝決定は最終の第5戦に持ち越された。

 

 FDは一回、山伸の四球と西本の右前打の無死一、三塁から、併殺打の間に山伸がかえり、1点先制した。先発伊代野は140キロ台の直球と変化球が切れ、好調な立ち上がりだったが、三回、失策の走者が出た直後、1番山田に左越え本塁打を打たれた。


 中盤からは投手戦。伊代野は走者を出しながら、要所を抑えるピッチングで失点を許さなかった。しかし、FD打線が群馬の2番手キムを攻めきれず、二回以降は無得点。粘る伊代野を援護できなかった。

 第5戦は3日正午から高知球場で行われる。


第4戦(2日・2勝2敗、12時、高知、387人)
[勝]キム2試合1勝
[敗]伊代野2試合1勝1敗
▽本塁打 山田1号②(群)
▽二塁打 中村▽犠打 肥田、山伸、飯田、流▽失策 古卿▽与死球 キム(藤嶋)
▽試合時間 2時間45分



変則投手を打ちあぐむ


 FDは投手戦を落とし、ホームで連敗。敵地で連勝して余裕があったはずが、いよいよ後がなくなった。


 立ち上がりは順調。一回、群馬の先発・鈴木康に長短3安打を浴びせ、早々と降板させた。しかし、得点は併殺打の間の1点のみ。その後は、2番手で登板した変則の横手投げキムの低めに決まる変化球や伸びのある直球に手を焼いた。


 1―2の五回は1死二、三塁と攻めたが、西本は一塁ライナー、続く古卿も内野ゴロで得点できない。試合後、定岡監督は「ここが勝負の分かれ目だった」と悔やんだ。


 FDの先発伊代野は三回、逆転本塁打こそ浴びたが、四回以降は丁寧な投球で無失点。見殺した形に主砲のカラバイヨも「バッターがみんな眠っていた。良くなかった」と反省の弁だ。


 第5戦は、泣いても笑ってもことし最後の大一番。新人ながら全試合に出場した西本は「この顔ぶれも明日で終わり。悔いなく戦いたい」と前を向いた。


 チームもファンも心を一つに、ラストゲームはベストゲームにしたい。



高知新聞

高知FD、グランドチャンピオンシップ連敗

 高知市大原町の高知市野球場で2日、行われた独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップの第4戦。優勝に王手をかけていた四国・九州アイランドリーグの高知ファイティングドッグス(FD)は、群馬ダイヤモンドペガサスに1―2で敗れ、2勝2敗と追いつかれた。初回に先制した高知だったが、三回に逆転2ランを許し、そのまま逃げ切られた。まさかの2連敗で後がなくなり、ファンは「底力を見せて」「明日こそ」とナインの奮起を期待した。先に3勝した方が優勝で、3日正午から同球場で行われる第5戦で雌雄を決する。

 

 先に仕掛けたのは高知。初回無死一、三塁、古卿大知内野手の内野ゴロの間に1点先制。しかし三回、先発の伊代野貴照投手が一死一塁から投じた2球目の変化球を、左越え本塁打され、逆転を許した。四回以降は伊代野投手が好投したが、打線が沈黙。けん制死や盗塁死で好機をつぶし、援護できなかった。


 伊代野投手は「(逆転本塁打は)外野フライかと思ったが、あそこまで風に乗るとは。明日も投げる」と気持ちを切り替えた。定岡智秋監督は「打線がつながりを欠いた。もっと積極的にいかないと。最後は総力戦で行く」と力を込めた。


 優勝を信じて駆け付けたファンも、ホームでの2連敗にため息。四万十市古津賀の会社員岡林宏典さん(24)は「明日は来られないので、今日決めてほしかったが」。一緒に観戦した会社員武政裕子さん(31)は「惜しい。明日も精いっぱい頑張って」と悔しそう。リーグ発足当初からのファンという高知市朝倉の山下泉三さん(65)は「気持ちを切り替えていかないと」と次を見据えた。



 高知ファイティングドッグスのファン感謝祭が2日、高知市のはりまや橋商店街で開かれた。「日本一」を争う最終戦を控え、選手らは「最後に勝って恩返しをする」と意気込んだ。抽選会では、この日使ったバットや帽子をプレゼントする選手もいて、当選したファンが歓声を上げた。


FD終盤の反撃届かず

 31日、第3戦が高知球場で行われた。BCリーグ王者の群馬ダイヤモンドペガサスと対戦したアイランドリーグ覇者の高知FDは、序盤に3点先制したが、守備の乱れなどで失点し、5―7で逆転負け。通算成績は2勝1敗となった。

 FDは三回、山伸の適時三塁打で先制。さらに西本、カラバイヨのタイムリーで3点を挙げた。しかし、先発・吉川の調子がいまひとつ。五回に1点を失うと、六回にもヒット2本に2四球、エラーも絡んで3失点で逆転を許した。吉川は七回までに群馬打線に8安打を浴び、5失点降板。


 FDは七回に山伸の本塁打、八回に中平(高知高出)の犠飛で追いついたが、九回2四球などの1死二、三塁からスクイズと犠飛で決定的な2点を奪われた。

 

 第4戦は11月1日正午から高知球場で行われる。


第3戦(31日・高知2勝1敗、12時2分、高知、922人)
(群)堤、越川―川村
(高)吉川、山隈、野原―飯田
[勝]堤2試合1勝
[S]越川1試合1S
[敗]山隈1試合1敗
▽本塁打 山伸1号①(高)
▽三塁打 山伸▽二塁打 井野口、中村▽犠打 川村、肥田、広神、飯田▽犠飛 志藤、中平▽盗塁 山田、井野口、志藤、西本▽失策 川村、古卿▽ボーク 堤
▽試合時間 3時間47分



守り乱れリズム崩す


 ILのチャンピオンシップからポストシーズン5連勝だったFDだが、この日は群馬に5―7で逆転負けを喫した。

 

 シーズン後半、大車輪の活躍をした先発吉川の制球が定まらない。初回から連打を許し、三回以外は毎回、得点圏に走者。吉川は「内角を攻められなかった」と唇をかんだが、助けてくれるはずの守備も乱れては持ちこたえられなかった。


 3―1の六回、内野失策、四球で走者を出し、適時打で3失点。七回は三本間の挟殺プレーがまずく、生還を許した。


 この3戦、群馬は送りバントを多用する「堅実野球」を徹底。九回は2四球の走者をバントで進め、スクイズと犠飛で試合を決める2点を挙げた。


 しかし負け試合とはいえ、FDは打線の迫力は見せつけた。2点を追う七回は山伸が豪快にソロホーマー。八回もカラバイヨ、中村の連打などの1死満塁で中平が犠飛を打ち上げて追い付いた。


 短期決戦だけに、負けを引きずってはいけない。定岡監督は「明日、決めよう」と、切り替えていた。



高知新聞