FD4連勝 首位固め
12日、室戸マリン球場などで2試合を行い、首位の高知FDは、5位の徳島ISと対戦した。毎回の14安打で7点を挙げ、先発山中(伊野商高出)が徳島打線を5安打完封。4連勝を飾った。2位の香川OGは引き分けで、ゲーム差は1に広がった。
FDは一回、カラバイヨ、中村の連続適時打で3点を先制。六、七回に1点ずつ加えると、八回にも梶田の適時内野安打や押し出し四球で2点追加した。
先発山中は直球の伸びとスライダーの切れが抜群。五回に守備の乱れで1死二、三塁のピンチを招いたが、後続を三振と内野ゴロで切り抜け、得点を許さなかった。
最下位の愛媛と対戦した香川は、五回終了後、降雨のため1―1で引き分けた。福岡RW―長崎Stは降雨中止。
■高知―徳島7回戦(12日・高知5勝1敗1分け、14時、室戸、263人)
[勝]山中33試合6勝7敗1S
[敗]平野21試合6勝9敗1S
▽三塁打 中村▽二塁打 中村▽犠打 新田、中平、流▽盗塁 山伸▽失策 西本▽与死球 平野(梶田)山中(神谷)
▽試合時間 2時間48分
山中「地元」で成長示す
山中が徳島打線を散発5安打に抑え、初完封。FDは後期優勝に向け加速する4連勝を飾った。
安芸郡馬路村出身の山中にとって、室戸は地元と言っていい場所だ。しかし、3カ月前に先発した室戸での香川OG戦は、味方が勝ち越した直後に制球を乱し、大量失点で負け投手。チームも7連敗を喫して、どん底だった。
その嫌な思い出の地を山中は、自力で験のいい場所に変えた。序盤から捕手飯田の構える通り、丁寧に低めに球を集めた。球速は130キロ終盤だったが、相手のバットを折るほど球に力があった。
唯一のピンチは五回だった。山中も絡んだ挟殺プレーでミスが出て1死二、三塁。以前ならずるずると崩れかねない場面だが、この日はバッター勝負に集中。後続を三振と内野ゴロに切って取った。「ここを0点に抑えたのが大きかった」と山中。精神的な成長もうかがえたシーンだった。
「四球を出さず崩れなかったのが大きい」と佐伯コーチ。定岡監督も「これからの自信にしてほしい」と喜んだ。
好調の打線も14安打7点と最高の内容で、今季室戸球場での初勝利。恒例の「5点差でビール飲み放題サービス」にスタンドも沸いた。定岡監督は「とにかく一戦一戦」と緩めないが、チームが最高に盛り上がってきたことは間違いない。
[高知新聞 ]
FD3連勝 首位堅持
11日、高知球場などで3試合を行った。首位の高知FDは、5位徳島ISを4―0で破り3連勝。2位香川OGも最下位愛媛MPを8―0で下し、0.5ゲーム差のまま。
高知は二回、カラバイヨの17号ソロで先制。六回に中村の犠飛で2点目を挙げると、八回にも梶田の4号ソロなどの2点でダメを押した。先発吉川は徳島打線を7回4安打無失点。八、九回は伊代野が3人ずつで抑えた。
香川―愛媛は、香川が0―0の六回に7安打を集めて一挙6点。3投手のリレーで零封した。福岡RW―長崎Stは、福岡の森が4安打完封。1―0で勝った。
■高知―徳島6回戦(11日・高知4勝1敗1分け、14時、高知球場、210人)
[勝]吉川31試合12勝5敗
[S]伊代野22試合1勝2敗9S
[敗]金子27試合4勝4敗
▽本塁打 カラバイヨ17号①、梶田4号①(以上高)
▽二塁打 中平、斎藤▽犠打 神谷、白川▽犠飛 中村▽盗塁 カラバイヨ、流▽失策 竹原▽暴投 吉川
▽試合時間 2時間29分
頼れる吉川「すべて勝つ」
本当に頼れる男だ。FDの左腕吉川が徳島ISを7回4安打無失点に抑える貫禄(かんろく)の投球。ハーラートップタイの12勝目で、チームの連勝を3に伸ばし、がっちりと首位をキープした。
序盤こそ、得点圏に走者を背負ったが、「かえって集中力が高まった」と吉川。後続には強気にインコースを突き、スライダーで打ち取った。
その後も打たせて取るピッチングで、右打者が7人並ぶ徳島打線に内野ゴロの山を築かせた。
エースの頑張りにナインも燃える。バックはノーエラー。打線は五回までカラバイヨの本塁打による1得点だったが、六回に目覚めた。1死から古卿、カラバイヨの連打で一、三塁とすると、中村がひざ元の直球をライトへ犠飛。ここまで2打席凡退だった5番打者は、「最低限の仕事。吉川を助けられて良かった」と声を弾ませた。
投打がかみ合ったチームは7期ぶりの優勝へまっしぐら。「制球もキレも抜群。連打も許さない。『吉川さまさま』だよね」と、定岡監督もここ9試合で7勝と、大車輪の活躍を見せるエースに全幅の信頼を置く。
前回は中2日、今回も中3日で先発。疲れがないわけはないが、「泣いても笑っても残り9試合。投げる試合はすべて勝ちます」。チャンピオンシップ進出への情熱が、23歳のエースを支えている。
[高知新聞 ]


