日本人の約7割の人が健康の問題で苦しんでいるという。それは明確な病気ではないが、活気がなかったり、やる気が起きなかったり、集中できなかったりという精神的な問題のことらしい。

 

先日、ある方から「どうしたら活気に満ちた生活ができますか?」と質問を受けた。私が真っ先に思い浮かんだのが「運動習慣をつくること」だ。

 

「心の問題」なのに、なぜ「体」?と思われた方もいるかもしれない。しかし、心と体は、すごーく関係している。活気がなかったら、まずは体を動かしてみること、柔軟体操でもランニングでも筋トレでも何でもいい。

 

体を動かして、汗を流したら、心も元気になってくるのを感じるだろう。私は毎朝、約1時間の運動習慣があるので、いつも「心」が元気である。

 

ただし、健康になることが決して目的ではない。目的は、あくまで自分の夢(志)を実現すること。そのためのエネルギーを自分の健康から得るために、健康になることは必要なのだ。

 

心と体が健康ならば、自分自身が満たされ、人に対して優しくなれる。人の幸せを考えることができ、人の幸せを心から喜べるようになる。そして自分の夢(志)が生まれる。

 

「義」とは「美しい我」と書く。「あなたが一番美しいのは、命がけで他者のために働いているときです」という意味がある。義人とは、そのような人を言うのだ。

 

そして論語にも「立派な人は『義』を人生の本質に置く」という教えがある。人は自分自身の幸せよりも、愛する人の幸せのためのほうが、本当の力を発揮できるようにつくられている。

 

健康が目的ではない。健康な心と体から高いエネルギーを得て、そして夢(志)を実現するために、日々を活気に満ちあふれて過ごそうではないか!