論文No339


Attentional Modulation of Reflex Cough

Thomas Janssens, PhD; Mitchell Silva, PhD; Paul W. Davenport, PhD; Ilse Van Diest, PhD; Lieven J. Dupont, MD, PhD; Omer Van den Bergh, PhD

Chest. 2014;146(1):135-141. doi:10.1378/chest.13-2536


反射性咳嗽は外的な刺激あるいは内的な咳関連の刺激に注意することで影響されるかを調べた.


健康ボランティア24人(男性7人,年齢18-25歳)が,音楽を聴きながら


クエン酸による咳チャレンジテストをうけた.


それぞれ,クエン酸の4つの濃度(30, 100, 300, 1000mM,ランダム化)が投与された.


連続した2つのテストで外的に注意(音階を数える)し,別の連続した2つのテストでは


内的に注意(咳を数える)した.


この順番は個人ごとにバランスをとった.


咳の頻度は内的に集中した方が外的に集中したよりも多かった(P< 0.05).


咳をしたい感じも同様の結果であった.


<感想>


咳反射は集中する対象により頻度が変化するようです.


咳がでることを気にすると余計に咳が多くなる,といった感じでしょうか?


個人の性格,体質にもよるように思います.