ピークフローメータによる咳の強さの測定

論文No301

Concordance and Discriminatory Power of Cough Measurement Devices for Individuals With Parkinson Disease

Erin P. Silverman, PhD; Giselle Carnaby-Mann, PhD; Teresa Pitts, PhD; Paul Davenport, PhD; Michael S. Okun, MD; Christine Sapienza, PhD

Chest. 2014;145(5):1089-1096. doi:10.1378/chest.13-0596

アメリカからの報告。

35人のパーキンソン病患者と35人の健康人に、3種類のピークフロー測定器に向かって、

3つの力（弱、中、強）で自発的に咳をしてもらった。

パーキンソンがあるかないか、性別で、有意に咳の時のピークフローに違いがあった。

器械がデジタルかアナログかで有意な違いはなかった。

〈感想〉

咳の時のピークフローを測るゴールドスタンダードはニューモタコグラフですが、

利便性の点でピークフローメーターも充分使えそうだということのようです。

強い咳ができなくなると誤嚥のリスクが増えるため、使い方によっては

ピークフローメーターを活用できそうです。