今回は、地域経済分析システム(RESAS)を使って、長野県茅野市にある観光地「白樺湖」周辺の観光客の動向を調べてみました。
どうしても季節変動のある観光地、 経験や感覚では、
「冬のスキーシーズンが終わって、夏前までは人手が少なくなるな」
「秋の紅葉が終わってスキーシーズンまでは少なくなるな」
とかが、関係者であれば、なんとなくわかっています。
ただし、それが実際にどんな傾向で推移していくのか、そこまで踏み込んでは
知ることができなかったのがこれまでです。
今回の流動人口メッシュ、 びっくりするような機能を持っています。
それでは、ご覧ください。 ※音声での解説あり。
◎まちづくりマップ ⇒ 流動人口メッシュ を利用しています。
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私のなかで驚きであったのが、夏の白樺湖
12時に観光客のピークをむかえて、13時に向けて大きく人が減ってしまうこと。
これは、ランチを食べるところが少ないのか、それともその情報が観光客に
届いていないのか、そのどちらかであることが推測できます。
よって、レストラン施設を新規で増やすことは難しいでしょうから
以下の方法が観光客のつなぎとめに有効なのではないでしょうか。
◯ランチ情報を掲載したパンフレット又は、ウェブ上で観光客に情報を届ける
◯レストラン営業の施設を稼働させる (旅館やホテルなどのレストラン施設を稼働させる)
◯お弁当の販売、屋台などの移動販売車などでお昼を購入してもらい、午前中から午後までしっかりと遊んでもらう。
そんなところでしょうか。
RESASを使うことで、調べたい場所のことを深く知ることができるようになりました。
これからお店を出す人など、滞在人口を参考に出店する、そんな使い方もおすすめです。
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株式会社蓼科企画 西村 英一
http://tateshina-kikaku.jp/
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