オザケンのひふみよコンサートを観に、名古屋まで行ってきました。
東京公演が全滅だったため、お友達と「どうしてもオザケン観たい!」という思いでチケットが取れたのが、この名古屋公演でした。
しかも、ラッキーなことに1階の前から3列目という良席で、ステージが目と鼻の先でドキドキです。
会場の中京大学市民会館オーロラホールです。
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上演開始の時刻になると、突然会場が真っ暗闇になりました。
その闇の中で、オルガンの演奏が始まり、「流星ビバップ」が流れてくると、会場は悲鳴に近い大歓声に包まれます。
そして、会場は真っ暗闇のまま、演奏はそのまま続きます。
曲の途中で、オザケンが詩の朗読を始めました。
内容は、NYで起こった大停電の話で、その日はNY中の灯りが消えて、みんながロウソクの灯りで食事をしたり、音楽を聴いたりしていて、いつもの日常がまったく違う風に見えたというようなお話でした。
「暗闇の中で聴いた音楽を、僕らは忘れない。」というくだりで、また演奏に戻ります。
その後、ぼくらが旅に出る理由の途中で、会場に灯りがついた瞬間、目の前にオザケンの姿を見たときの、感動は忘れられません。
今夜はブギーバックや天気読みなど、大好きだった曲が演奏されると、楽しくて幸せな気持ちでいっぱいで、昔オザケンを聞いていた頃の自分自身や、そのとき感じていた気分のようなものを思い出してせつなくなりました。
時折はさまれる朗読も、金持ちと貧乏人の話や、インド人の友人は改造した中古車のRX-7が大好きとか、オザケンらしいシニカルな意見で、オザケンは音楽家でもあるけれど、表現者なんだなと思いました。
スカパラのみなさんとの息もぴったりで、一緒にコミカルな踊りをしたり、顔を見合わせて笑っていたりしたのが印象的でした。
そして、もちろん歌も演奏も素晴らしかったです。
みんなで練習したラブリーを大合唱したときは、この時間がずっと続くといいのに・・と思いました。
平凡で単調な日常生活の中で、時折ものすごい瞬間があって、そういう瞬間に出会えたら、ずっと何年先もそのことを忘れないんだろうなと思います。。
「暗闇の中で聴いた音楽を、僕らは忘れない。」
セットリスト
流星ビバップ
ぼくらが旅に出る理由
天使達のシーン
苺が深まる(新曲)
ローラースケートパーク
~東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディーブロー
カローラⅡにのって
痛快ウキウキ通り
天気読み
戦場のボーイズライフ
強い気持ち 強い愛
今夜はブギーバック
夢が夢なら
麝香
シッカショ節(新曲)
さよならなんて云えない
ドアをノック
ある光
時間軸を曲げて
ラブリー
流星ビバップ