医療の業界に入り、早30年ほどが経ち、鍼灸の世界は20年か・・・。

まだまだヒヨッコですが、過去に学んだものを再確認し、再度、編纂してみようと思う今日この頃。

 

鍼灸学生の頃は、学校の授業が物足りず、外部の先生のもとに学びに行っていたことを思い出します。

 

中でも台湾の先生で、「王医塾」を主宰する王泰龍先生から伝授された、董師奇穴鍼灸法は衝撃でした。

 

ここで少々紹介したいと思います。

 

董師とは董景昌のことであり、超有名な「蒋介石」の主侍医であった先生です。

董師は幼年のうちに龍門(華佗真人流派)へ入門し針灸を専攻。

33歳で軍隊に入り、そこで治療を行い、多くの方を救いました。

 

この先生から直接指導を受けたのが73名、そのうちの一人が、私の師、王泰龍先生です。

王泰龍先生も台湾の道教宗家医道家元として生まれのエリートです。

とても知識が豊富で、易経から黄帝内経、傷寒論などの重要性を教わり、人の観察、脈のとらえ方、鍼をするときの指の使い方など現場の知識をたくさんいただきました。

 

特徴的なのが、原則、手足、頭部を使うこと。

※もちろん全身にもします

 

そして教科書にはないツボを使うこと。

 

そして即効性があること。

 

私が今、実践している施術のプラスアルファにもなっています。

 

例えば、左腰痛があるとき、百会という頭の頂点にあるツボを使います。

※難しいのは、方向と深さなどの加減です。

 

例えば、不整出血がある場合には足臨泣というツボを使います。

※難しいのは、方向と深さなどの加減です。

 

ここで説明すると長くなるので少しだけご紹介しました。

 

不妊、妊娠中の身体作りと相性の良い「董師奇穴鍼灸法」をこれからも取り入れていきたいと思います。