こんにちは。
銀のすずの岩本です
今回は”風疹”についてお話ししていきたいと思います。
風疹とは、風疹ウイルスによって引き起こされる発疹性感染症です。
感染経路は、くしゃみや咳などの飛沫によって感染します。
感染すると約2～3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
風疹は抗体のない人であれば、年齢関係なく罹る感染症です。
子どもでは比較的症状が軽いのですが、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、全身のだるさ、倦怠感、微熱、関節痛、首のリンパ節の腫れといった症状が現れます。
厚生労働省によると、かつては5年ごとの周期で大流行を起こしていましたが、現在は国でワクチン接種が勧められており
子供は1歳児の時と5歳以降から小学校入学前までに2回接種するようになっています。
しかし、ワクチン接種は年代によって１回、もしくはワクチン接種を受ける機会がなく抗体を持っていない人も多いのです。
特に、風疹抗体を持っていないまたは、抗体が低い妊娠中の方は気をつけなければいけません
妊娠中（妊娠２０週）に風疹に罹ってしまいますと、お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼしてしまいます。
妊娠中は胎盤で赤ちゃんと繋がっており栄養などを送っています。
ですので、胎盤を通して”風疹ウイルス”が赤ちゃんへ感染し
”先天性風疹症候群”という病気を持って生まれてくる可能性があります。
先天性風疹症候群にお腹の赤ちゃんが罹ってしまうと、心臓や眼、耳の聞こえ、脳などに影響が及びます。
場合によって、流産や死産を引き起こしてしまいます。
多くの人が風疹ウイルスをワクチン接種をしているため、罹ることは少ないですが
稀にワクチン接種を2回していても、抗体がつきにくい人がいます。
ワクチンを打ったから大丈夫と思っていたが、
妊娠した後に”風疹ウイルス”の抗体がない…と気づく方もいらっしゃいます。
妊娠した後だと、ワクチンを打つことができないため、妊娠中は人混みを避けたり、風疹が流行っている場所へ行かないようにする方法しか防ぐことができません。
ですので、妊活をする前にしっかり検査をすることが大切です◎
風疹ワクチンを打つと2ヶ月間、避妊をしなければいけないので妊活を始めるタイミングに合わせて検査、接種の計画を立てておくと良いですね
ブライダルチェックや不妊治療の初診時に風疹の抗体検査をするところは多いです
もちろん、ご自身で風疹からお腹の赤ちゃんを守ることも大切ですが、
周囲の方々がしっかりとワクチン打って風疹に罹らないようにすること大切ですね
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