9分あたりで「満月の夜は月の光に虫が寄せられるのでライトトラップにあまり虫か来ない」という説明があります。

 

この部分にかなり違和感を感じました。

虫は光に集まるという話は聞いたことがありますし、街灯に蛾が集まっているところも見ます。

なので光に集まるというのは、一見その通りに思えてしまいますし、今まで「そういうものだ」と思っていました。

ただ、「月の光に寄せられる昆虫」は見たことが無い。

ここから本当に虫は光に向かって集まっているのだろうか…と疑問に思って調べてみたところ…。

 

人間など哺乳類は重力を感じることで上下を判断しているが、飛んでいる昆虫は背中に光を浴びることで上下を判断しているという研究結果が出ているようです。

飛んでいる昆虫に下(地面)から光を当てると地面に背中を向けて墜落し、上から光を当てると光に対して背を向けて急上昇したあと墜落したとか。

 

なるほど。

今月の初めに磐田市の竜洋昆虫館の夜間営業の時もライトトラップがあって、地面にたくさん蛾やカナブンのような虫が落ちていましたが、ライトによって方向感覚を狂わされて墜落した姿だったということですね。

ライトトラップの周りをグルグル回りながら飛んでる蛾もたくさんいましたが、光が好きでグルグル飛んでいるわけではなく、光がある方向が「上」だと勘違いして飛んでいるため、結果的にグルグル回らされてしまっているのですね。

本人は地面に対して平行に飛んでいるつもりなのでしょうけど、どれだけ飛んでも同じ場所から抜け出せない。

抜け出ししたくても抜け出せない、無限ループに陥っているわけです。

 

「飛んで火にいる夏の虫」

昔、電気が無い時代。

強い光と言えば炊飯する際に使う「火」。

火の灯りを月(あるいは星)の灯りと勘違いし、火に対して背を向けてしまった結果、失速して火の中に墜落した虫の姿を言っていたのですね。

 

虫は光を好んで集まっているわけではない。

またひとつ、子供のころから思っていた「常識」を壊すことが出来ました。

 

この昆虫の行動を人間の行動で例えるなら、どんな行動で表現することが出来るだろうか?🤔