8/14ブログ
「ニュースを見るとオホーツク展望のようですね。
朝5時に入山して午前11時前に下山中のオホーツク展望で襲われた…。
上り5時半、下り4時間の羅臼岳の割りに下山が早いな…。
余程のハイペースか、山頂に行く前に引き返したのか…。
一度、登ったことがある羅臼岳だけに、ちょっと違和感を感じましたが、
付きまといクマの情報はあったので…」
この違和感の理由が判明。
どうもトレランをしていたようですね。
亡くなられた方には申し訳ないですが、
これは、知床の山や森の中ではやってはいけない…。
知床は自分を中心に半径5キロ、直径10キロの範囲を、
一瞬だけ草原に変えることができるのなら、
四方八方に何頭ものヒグマが目に入ってきてもおかしくない世界有数のヒグマ密集地。
本州や北海道内の他の地区とは全く環境が違うのです。
見通しの悪いオホーツク展望地のカーブでヒグマに出くわしたら、
身を守る為に人を襲うのは当然の防衛行動。
しかも2頭の子熊もいましたので、
子熊を守るための行動だったと想像できます。
この事件以前の登山者に付きまとっていた行動も、
子供を守る為の行動だった可能性が高くなりました。
DNA鑑定の結果、
やはり知床財団はこのヒグマの存在を把握していてハンドルネームは「SH」。
穏やかな性格から地元の人は「岩尾別の母」と呼んでいたようです。
知床がどんな場所なのかを知っていれば、
森の中で「走る」という行動が自殺行為になることは常識で、
いかにお互いが気づかないまま、バッタリと会ってしまうことを避けることが出来るか?
出会ってしまったら「慌てない」「騒がない」「走って逃げない」がヒグマ対応の大原則。
あまりに早い下山時刻に「これはウソの通報?」とまで思ってしまいましたが、
まさか、知床で走ってしまう人がいるとは…。
「走って逃げない」だけではなく、
森の中は「走ってはいけない」をどう注意喚起していけばいいのか?
「知床五湖地上遊歩道」を歩くには約8分間の動画とスタッフからの注意喚起を聴く必要がありますが、
知床半島に入る人は、全員が半島基部の斜里町の体育館(があるのか知りませんが)でこのレクチャーを受け、
レクチャーを受けない人は知床半島には入れなくする、が一番良い対策と思いますが、
年間何万人もが訪れる知床半島で、それは非現実な方法。
何か良い方法はないものか?
旅行者が気づいていないだけで、意外に、すぐそばにヒグマはいます。
それが「世界自然遺産・知床」なのですから。