9月3日は富士見台高原へ。
来月の紅葉時期に登ろうと思っていますが、
その前に夏の景色を見ておこうとやってきました。
いつも通り、急こう配のカラマツコースで。
病み上がりにはキツイぜ(^^;)
いや、病み上がりじゃなくてもキツイけど…。
萬岳荘。
ここまでこれば山頂まであと30分。
富士山は見えないけど、富士見台高原山頂。
恵那山はハッキリと見えましたが、
中央アルプス、南アルプス方面はガスの中。
萬岳荘でおでん(500円)
この前に自分で味ぽん焼うどんと作って食べていますが、
メニューを見ていたら無性に食べたくなってしまいました(^^;)
下山途中でツキノワグマと遭遇。
これは一度、声出しして下に向かわせましたが、
下から登ってくる登山者をみて再び、自分の方へ向かって登って来た時のもの。
再度、声出し。
止まってはくれますが、なかなか山の方へ逃げてくれません💦
クマも歩きやすいところを歩きたいし、
人が作った登山道はエネルギーを消費せずに楽に歩ける場所。
クマと言うと茂みの中から「ワー」というイメージがあるかもしれませんが、
遭遇する可能性が一番高いのは実は人が作った登山道だったりします。
けもの道を使って登山道から逸れてくれるまで、人間は後退の一手です。
登山者に挟まれて木に登るクマ。
まるで忍者のようです。
クマは人を見ると立ち上がることがありますが、
それは周りの状況を確認している行動で、
その段階で人を襲うつもりはありません。
人間を威嚇しているつもりもない。
この状況で木に登ったということは、
高い場所から周りを見てどう行動するべきか考えていたのでしょう。
クマって賢いですよ。
その時、その時で柔軟に行動を変えられますし、とても臆病。
だからこそ、現代まで生き残ることが出来た動物です。
人間にエサを貰ったり、人間の食べ物の味を知らないクマなら、
よっぽど対応を間違えなければ…。
100%大丈夫という方法はありませんが、
・慌てない
・騒がない
・走って逃げない
が大原則。
それでも、もし襲われてしまったら、うつぶせになって両手で首を隠し、
足は広げてクマにひっくり返されないように大の字に寝転がります。
ザックは背負ったまま。
背中を守る道具になります。
その状態でクマの攻撃が止むまでただひたすら耐える!
生きて帰れるかは運しだい!
でも、生還の確率は僅かでも上がると思います。
この辺だったかな?
クマさんと遭遇したところは。
見通しの良い気づきやすいところにいてくれて良かったです。
お互いが気づかずに至近距離でバッタリ…が一番最悪ですからね。
人間もただじゃすまないし、クマも人を襲ったとなれば駆除対象になってしまうでしょう。
お互い、不幸にしかならない。
ここは人間側が気を付けてあげるしかない。
クマの棲み家にお邪魔させてもらっているのだから。
無事に帰ってきました。
来月の紅葉時期は熊撃退スプレーは忘れないようにしないとね(^_^;)
しかし、クマ遭遇時の動画が撮影出来たのは大収穫。
声出しのタイミングや声の大きさは適切だったのか?
自分が上にいたので、もう少し小さな声でもクマに届いたんじゃないか?
これより接近した状態で遭遇したら?
これより遠い状態で遭遇したら?
そもそも声出ししてクマを下に追いやるということは、
登ってくる登山者がいた場合、その登山者を危険に晒すことになるので、
これは正しかったのか?
でも、クマは自分に気付かずにこちらに向かって登ってきていたので、
あの対処はやむを得なかったはず…とか、
色々と考えることが出来ますし、
次回遭遇した時のためのイメージトレーニングでこの映像は使えます。
とても貴重な体験でした。