今、「読書」というテーマで書いている
「自衛隊メンタル教官が教える心の疲れをとる技術」の中で、
「大人の心の強さ」「子どもの心の強さ」という項目を書きました。
そして、登山に必要なものは「大人の心の強さ」であり、
日常生活で短期目標にせざるを得ない人には、
登山はうってつけのアクティビティではないか、と。
ただ、どんなに「大人の心の強さ」を持っていても、
遭難してしまうことはあります。
どんなに気を付けていても判断ミスはあります。
勘違いは起こります。
人間ですから。
交通事故がどんなに気を付けていてもゼロにできないように。
ただ「子どもの心の強さ」によって起きてしまった遭難もあるでしょう。
人それぞれで個人のレベルが違いますので、
一つ一つの事例に対してどちらなのかは何とも言えません。
登山における「挑戦」と「無謀」
表裏一体。
挑戦とは 「困難な物事や新しい記録などに立ち向かうこと」を意味します。
「シリコンバレー式よい休日」という本の中で、
世界の成功者は休んでいる時は登山など、
時には生命の危機に直面するかもしれないようなことをするなど活動的と書かれています。
成功者は休日の行動と、仕事の行動は一致する、ということでしょうか。
また、世界屈指の神経学者のクリストフ・コッホは、
「崖っぷちでロープを握っていると、世界に対する意識が研ぎ澄まされる。
それは一つのめい想だ。
その時、いつも頭の中で私を批判している内なる声は完全に黙り込む」と言っています。
批判やバッシング、嫌な人間関係などを忘れられる趣味である、と。
まさに「心の疲れをとる技術」です。
雪山シーズンに入って、毎週のように遭難ニュースを見かけます。
また、その情報を積極的にチェックしています。
「子どもの心の強さ」だったのか「大人の心の強さをもってしても」だったのか。
「挑戦」だったのか「無謀」だったのか。
遭難ニュースの情報だけでは判断できません。
思う事は「無事の救出を」
助ける為に日頃から厳しい訓練をしている救助隊の思いも同じでしょう。
今年もいくつか初めての山に登るとは思いますが、
「大人の心の強さ」を持って、
必ず下山できることを肝に銘じて新しい山に「挑戦」したいと思います。(`・ω・´)
ただ、新しい記録(山)は求めても、困難な物事は求めない小物ですが(^^;)