コロナ禍以降、ちょくちょくニュースで見かける自殺問題。

特に女性の自殺者の増加についてのニュースを見ることが多いですが、

実際のところはどうなのか?

 

警視庁が公開しているデータを調べてみました。

 

  総数    男性      女性

≪H23≫

31,451  21,241  10,120

≪H24≫  

28,396 19,379      9,017

≪H25≫

27,318 18,477      8,841

≪H26≫  

25,533 17,137      8,396

≪H27≫  

24,554 16,798      7,756

≪H28≫ 

22,082 14,995      7,087

≪H29≫ 

21,681  14,824     6,857

≪H30≫  

21,170  14,249 6,921

≪R1≫   

20,381  13,900  6,481

≪R2≫   

20,882  13,425  7,457

≪R3≫  

20,984  13,920  7,064

 

10年前と比較すると女性は30%減少しています。男性は35%の減少です。

マスコミの印象操作…とも思える数字の推移ですが、

R1とR2を比べると確かに女性は増えています。

逆に男性は減っていますね。

この傾向から個人的にはコロナによる自粛。

外出自粛が男女の自殺者数の増減に影響したのでは?と想像しています。

 

男女比はずっと2:1くらいですね。

世界の傾向と同じです(中国だけは女性が高い:WHOデータ)

 

では職業別の比率ではどうでしょうか?

H23~H27

不  詳         1.8%

無  職        59.8%

学生・生徒       3.4%

務め人、被雇用者  27.0%

自営業・家族従業者 8.0%

 

H28~R1

不  詳         1.6%

無  職        57.3%

学生・生徒       3.9%

務め人、被雇用者  30.2%

自営業・家族従業者 7.0%

 

R2(コロナ禍)

不  詳         1.5%

無  職        55.6%

学生・生徒       4.9%

務め人、被雇用者  32.0%

自営業・家族従業者  6.0%

 

※警視庁公開の職業別人数を自分でエクセルに打ち込んで割り出した数字。

間違っていたら、ごめんなさいm(__)m

 

比率では無職・自営業は減少し、学生といわゆるサラリーマン・OLは増加傾向と読み取れます。

平成23年初版。

陸上自衛隊コンバットストレス教官だった下園氏の著、

「自衛隊メンタル教官が教える心の疲れをとる技術」。

 

初版当時よりも自殺者数は1万人減少していますが、

ますます「メンタル戦場」が激化の一途を辿る現代社会において、

自分を守るためにとても良い本だと思います。

 

久しぶりの読書シリーズは、この本を取り上げてみようかな、と思います。

※登山に向かう飛行機の中や特急しなのの車中で読んでいますが、

まだ全部読み終えておらず、自分の中に落とし込めてもいないので、

物凄く不定期になると思いますが💦

 

つづく。