八丁坂を登れるところまで(下りられるところまで)登ってみます。
この場所には雪の塊がゴロゴロ…。
これは雪崩で流れてきた雪玉でしょうか?
ご来光を眺めている時は、
フリース+ダウンジャケット+ハードシェルジャケットと着込んでいましたが、
スノーシューで歩き始める前にダウンはザックの中に収納。
八丁坂を登り始めた時、「あ~!暑いわ!」とフリースも脱いでザックの中に。
-10℃以下でも、雪山で登り始めると暑いです。
左側には雪崩の跡。
雪崩発生場所の切れ目が綺麗です。
所々に休憩場所が作られています。
斜度がきつくなってきたことと、下山時にスノーシューでは下り辛いので、
途中から12本爪アイゼンにチェンジ。
12月上旬までに積もって固まった根雪の上に年末の大雪が乗って滑りやすい状態。
「弱層」と呼ばれるものでしょうか。
次の表層雪崩が起きそうな切れ目も見られます。
宝剣岳と雪崩跡。
「ここまでだ」
標高2730m地点。
乗越浄土が2855mくらいですので八丁坂の中間点くらいでしょうか。
それでも充分に良い眺めです。
コーヒーを飲みながら、ここでボ~っとしたいですね。
しかし、ここも雪崩ポイントの中。
ここでノンビリは出来ません。
誰かが雪上にナスカの地上絵みたいに絵を描いてくれたら話題になって面白いでしょうね。
先行者が付けたトレースの横に、自分がスノーシューで登って来た跡。
剣ヶ池がある場所まで下りました。
下山途中で、これから登って来る方達とすれ違う際に、
「上は風が強かったですか?」
「上は(雪が)固かったですか?」
と聞かれました。
「いや、途中までしか登っていなくて💦」
「初心者なので今の時期の乗越まではとても自分の技量では💦」
一応、見た目の恰好だけは上まで行けるような人に見えるという事でしょうか(^-^;
風紋。
自然が織りなす芸術品。
この上を風で巻き上げられたパウダースノーが通り過ぎると、
さらに美しさが増します。
積雪200cm
※中央アルプス・駒ヶ岳ロープウェイHPより
夏季シーズンはお花畑で歩くことが出来ないこの場所も、
冬は雪原へと変わり、どこでも歩けるようになります。
何人かが、この雪原に座って山を眺めていましたね。
そんな楽しみ方も有りです。
ホテル千畳敷レストランの10時オープンに合わせて戻ってきました。
アルプスミートドリア。
本当はオムライスが食べたかったな(^^;)
オムライス大好きです(子供…)。
この後、レストラン外のお土産売り場スペースで、
「ワカンは必要ですか?」と女性に聞かれました。
ここでもか(^^;)
「もう、かなり踏み固められているので、アイゼンだけでいいと思います」と答えてました。
聞かれることは嬉しい事ですね。
が、間違ったことを答えると命に繋がるのが登山。
慎重に、慎重に…。
見栄を張るのは絶対にダメ。自分を大きく見せるな…と肝に銘じて。
10時55分のロープウェイで帰ります。
冬のロープウェイは1時間に1本のみ。
ロープウェイしらび平駅から駐車場までバスで約30分。
車窓から雪景色を楽しみます。
12時30分、自宅へ向けて帰路につきます。
レンタカーは19時30分まで借りていたので、
もう少しの間、雪の上を歩いていたかったですが、
元日が0時30分に自宅出発(寝付けずに一睡も出来ず)して帰宅は18時30分。
就寝した時刻は19時30分。
2日は1時15分に起床。
さすがに身体に負担が掛かり過ぎると思い、早めに帰路につきました。
元々2日は天候が良ければ伊吹山(6合目避難小屋辺りまで)を計画していましたが、
どうしてもダイヤモンド富士を見てみたい思いが強く、
また、天気予報を見ると、ほぼ確実に2日は見られそうだったことから、
2日連続で中央アルプスとなりました。
中央アルプスよ、感動をありがとう。
駒ヶ岳ロープウェイのスタッフのみなさん、お正月からお疲れ様。
そして、ありがとう。
来年はダイヤモンド富士の初日の出が眺められることを願って。
では、また!
次回☞ 1/1ファンタスティック・入笠山





























