まだ朝焼けが残る中、既に何人かが千畳敷カールの八丁坂にアタックしていました。

 

 

トレース沿いにスノーシューで追跡します。

 

「昨日、大規模な雪崩が発生」と、

登山者に注意喚起するアナウンスがされていましたが、

これですね。

雪崩の巣窟でもある千畳敷カール。

膝くらいまで埋まっています。

「道を作るのは大変だな…」と思って眺めていましたが、

ここで重大な事を思い出しました。

 

「お雑煮をまだ食べていない!」

 

慌ててホテル千畳敷に駈け戻ります。

ここは標高2612m。

空気が薄く、息が切れる切れる…。

まだ、ありました。

よかった~(^^♪

 

今回の福袋には「ロープウェイ優待券」は入っていませんでした。

後は同じでした。

HPの告知を見ると、マグカップ以外にも種類はあるようですが。

 

優待券が入っていた昨日の福袋は当たりだったようですね。

レストランの窓から八丁坂を登る人たちを眺めながら、お雑煮をいただきます。

おお!あと少し。

 

たくさんの踏み跡が見られます。

ということは、新雪は風で吹き飛ばされてしまい、

カチカチに固まった雪の斜面が現れてるということでしょうか。

斜度は50度以上?

「これは登れても、怖くて下りられない…」

初心者の自分ではとても無理なレベルです。

やはり10月下旬から11月までの大雪明けで、

柔らかい雪に足を埋めて行ける状態でなければ、

ここの雪山は自分には無理ですね…。

滑落したら100m以上は滑り落ちていきます。

 

昨年、長野県警の遭難情報で、

「乗越浄土にて技量不足」という理由の遭難事案を見ましたが納得です。

 

後続には、通常運行のロープウェイで来たと思われる登山者が続々と後を追って登っていきます。

お雑煮を食べた後は、自分も無理をしない程度の高さの場所まで登ってみます。

 

つづく