ドイツで健康な13人の男女を森林公園に送り込み、

3泊4日だけ旧石器時代に近い暮らしをさせる実験を行ったそうです。

 

その条件は、

・スマホなど電子機器は没収

・朝食は抜き、昼過ぎに根菜類、フルーツ、ナッツなどで軽い食事

・夜は野菜中心に加熱した肉を食べる

・睡眠は必ず8時間より多く取る

 

その成果は体重が平均で7.5%減り、内臓脂肪は14.4%減少。

インスリン抵抗性(糖尿病リスクの指標)は57.8%も改善。

たった4日で…。

 

オランダでは55人の男女をピレネー山脈に送り届け、

10日間ぶっ続けでアウトドア生活をさせました。

飲料は自然のオアシスから組んだ水だけを使い、

給水の為に毎日14㌔を徒歩。

食料の魚やチキンは生きたまま配給され、

被験者は自分でさばいて(チキンも生きたままか~💦)食べる。

夜は地べたで寝るように指示され、7~8時間の睡眠をとる。

その結果、10日後の検査では平均で体重が5%減り、インスリン抵抗性は55%改善。

善玉と悪玉のコレステロール比率も19%ほど良くなるなど、素晴らしい数値が出ました。

 

「旧石器時代に近い暮らしには大きなメリットがある。

自己免疫疾患や神経炎症と言った現代病は

自然の多いライフスタイルによって治療できるかもしれない」

とドイツで実験を行った博士は述べています。

 

本書では、

「文明病」「炎症と不安」「腸」「環境」「ストレス」「価値」「死」「遊び」と

8つのテーマに分けて書かれており、その中の一部を紹介しました。

どれもとても興味深く読ませていただきました。

謎の体調不良に悩む人にはとてもおススメできる本です。

きっと体調改善のためのヒントが見つかると思います。

 

この本を読んで思ったことは、

現代の人間の「登山」という何の生産性も無いように思われる行動は、

実は狩猟採取時代の人類が取っていた行動に近づけることによって、

人間が人間を取り戻すための本能による行動ではないのか?と。

 

森の空気を一杯に吸い込みながら、しっかりと足を使って一歩一歩を進める。

鳥や小動物、美しい花や景色を見つけて写真を撮影する行動は、

古代人が獲物を見つけて獲る行動と似ているのかもしれない。

落石や滑落、クマやヘビ、ハチなどに警戒し、道具を揃え、

目の前にある不安を一つ一つ解消させながら目的の場所へと向かう姿は古代人と同じ。

日が暮れる前にテントや山小屋で行動を終えて夕食を終える。

日が暮れて夜になれば、あとは寝るだけ。

睡眠時間は自然と現代の生活よりも長くなり、古代人と同じ生活サイクルとなる。

 

6月下旬から7月下旬にかけて、

なかなか寝付けずに、睡眠時間が3時間程度になっていました。

しかし、7月の4連休あたりで伊吹山、北八ヶ岳、木曽駒ヶ岳を徹底的に歩き、

美し景色に感動し、自然の空気を命一杯吸い込んだ後は睡眠時間は改善しました。

 

なぜ人は山に登るのか?

 

それは…

 

「人間が人間らしさを取り戻すため」

 

だと思います。