雑草は踏まれても踏まれても「      」。

 

どんな言葉が入りますか?

正解は「立ち上がらない」です。

3週間前のお墓参りで親父が引っこ抜いたものですが、

根っこが苔の部分に引っかかっていたためか、

そこに根を張り、生きて花がまだ咲いていました。

 

これは引っこ抜かれたのであって、踏まれたのではないのですが、

植物は踏まれても立ち上がりません。

 

「雑草魂」という言葉があり、

しぶとくて負けずに何度でも立ち上がって頑張る「強い」という意味で使われると思いますが、

実際の雑草は「弱い」植物です。

 

雑草は森の中では生きていけません。

背の高い木が覆い茂り、日光を浴びる事ができません。

「競争」しても勝てないから「競争しない」を選択した植物です。

強い植物と競争しなくてもいい場所として、人間のいる特殊な環境を選び、

時に畑で、時に道路のアスファルトの隙間から、

強い植物が選ばない場所で生きていけるように進化した植物です。

なので、雑草は踏まれても立ち上がりません。

雑草にとって大切なのは種子を作る事であり、

また踏まれるかもしれないのに立ち上がるのはエネルギーの無駄使いだからです。

 

「踏まれたら立ち上がらない」が本当の雑草魂です。

 

自然界ではナンバー1しか生き残れない。

ナンバー2は存在しない。

これが鉄則です。

ではなぜ、これだけの生命が繁栄しているのか?

それは「棲み分け」と言う戦略をとっているからです。

暮らす環境が違えば共存できる。

雑草にとって、栄養価の乏しい土地で生きていく才能は他の強い植物と比べてナンバー1です。

その「棲み分け」の中においてナンバー1であり、オンリー1になれる場所なのです。

 

では、人間に当てはめて、あなたがナンバー1になることは何でしょうか?

なかなか見つけることは難しいですが、1つだけ簡単な方法があります。

それは「あなたらしさ」という種目です。

「あなたらしさ」で「あなたらしさ」に勝てる人はいません。

そうだとすれば、「あなたらしさ」を磨き、「あなたらしさ」を高める事が、

ナンバー1への最も近道です。

一番やってはいけないこと、それは他人と比較することです。

誰かを目指している限りナンバー1にはなれません。

 

人間はよく「普通」という言葉を使います。

でも平均値が「普通」というなら、平均値のその場所に「普通の人」は存在しない。

「普通」は幻なのです。

「こうあるべき」という凝り固まった魂が「普通」です。

しかし、雑草は「こうあるべき」ではないところで勝負して成功しているのです。

 

稲垣栄陽著「雑草はなぜそこに生えているのか 弱さからの戦略」より。 

 

この本も実に面白い、考えさせられる内容でした。

他の人に貸しているので本の表紙の写真はありませんが。

雑草は人間が草むしりするから存在できるのであって、

人間がいなくなれば雑草という種は存亡の危機に立たされるという。

雑草は弱い植物、だとは思っていましたが、

雑草を無くすには草むしりをしない、とは今まで考えた事なかったです。

 

強い植物と争わない、は、強い動物と争わないというモモンガと同じような生き方。

人間界では「逃げる」は、古い世代の人だと根性無しとか言う人がいると思いますが、

生命において「逃げる」は生きる為の立派な戦略。

色々な本を読んで、色々な価値観に触れてみると、

ニートだって生きる為の立派な戦略じゃない?と思うようになります。

 

明日は御池山に行こうと思っていましたが、テンクラを見るとC。日中雨マークの時間帯も?

近場の景色の良いところで読書にしようかな。

今、読んでいる本は、

鈴木祐著「最高の体調 進化医学のアプローチで最高のコンディションに導く」です。

 

以前、「人類は狩猟採取時代から何も行動は変わっていない。

男性ならではの行動、女性ならではの行動は全て狩猟採取時代に形成され、

今もなお、形を変えながら、実は同じ行動をとっている」というお話を聞きました。

 

つまり!

 

人類は狩猟採取時代から何も進化していない、ということ。

 

ならば!

 

昔は無かった「肥満、アレルギー、成人病、うつ病」などは、

本来の人間の生き方とは違う生き方しているために起きている、と漠然と思っていました。

それらの疑問に対する答えがギュッと詰まっていた「最高の体調」。

まさに、これです。

これを僕は求めていた…。