【第二章 フツーって、何?】
この章でポイントとなるのは「嫌いなことで死なない」
「やりたい仕事を探すのではなく、出来ないことをしない、というくらいでいい。
やりたいことはわからなくても、やりたくないことだけは意外と迷わない。
大切なことは好きなことで生きていくのではなく、イヤなことで死なない。
そんなハードルを高く設定しない方が後から絶望しなくてすむ」
この逆説的な考え。
うつ病になると外に出て運動できなくなる…、ではなくて、運動しないからうつ病が酷くなる。
面白いから笑う…、のではなくて、笑うから面白い。
1日3食を食べるから健康になる…、のではなくて、1日3食も食べるから不健康になる。
世間では常識と思われること、それがフツーだと思われていることについて、
実は常識の逆説こそが真理なのかもしれません。
そう思わせてくれる内容です。
「個性というのは、その人がその人であること、この一点に尽きます。
それは無意識で無作為のこと。
個性とは外に出して求めるものではなく、日々の地道な積み重ねの中から、
否応なしににじみ出てくるもの。
本当に個性的な人は、ただひたすら「自分」をやっているだけ」
「苦労したほうがエライって本当か?
苦労は2種類ある。
目標達成に必要な苦労。「努力」「がんばる」
結果に関係なく苦労することが目的の苦労。
世の中にはなぜかこのふたつがごっちゃになっている人(特に年配)が多い。
この見極め方こそ、学校で教えてくれたらいいのに。
漫画を読んでいたら第二次大戦中、日本軍が「戦争に勝つ」ことよりも
いかにひとり残らず玉砕するか」みたいな方向になっていって背筋が寒くなった。
しんどい=エライ」という考え方の行き着く先って、こういうところにつながってしまう」
「人間って、集団になるとあんまり考えない。
それはラクかもしれませんけど、そこは譲っちゃいけない。
よく観察して「しんどい=エライ病」にかかってると思ったら、少しずつ、
出来る範囲で離れていきましょう。
集団が病んでいるからといって、あなたが病むことはない」
→日本の自殺率の高さ。その自殺原因を見ると、非常に考えさせられます。
「週2で働き、自分を律して節約するのは私にとって必要な苦労。
どんなにバカにされても、
わたしがわたしにとって大切な隠居生活を続ける為という目的があるから厭わない」
この著者の生き方を動物に例えると「モモンガ」ですね。
モモンガは栄養価の低い松の葉っぱを食料とし、
どんぐりを食べないので他の動物と「競争」することがない。
松の葉っぱ何て何処にでもあるから、これだけ稼がないといけないという「ノルマ」もない。
松の葉は一年中生えているので繁忙期も無い。
一方で、同じリスの仲間である「シマリス」や「エゾリス」は、
冬を乗り越える為に秋の間、必死に働いて食料を確保することに奔走します。
今頃、必死になって冬の為に働いているでしょう。
(来週の日曜日はシマリスがよく見られるという三重県の御池山に行きたいな)
働かざるもの食うべからずというところでしょうか。
人間界ではシマリスやエゾリスの生活が「常識」とされ、
モモンガの生活は「非常識」と言われるでしょう。
でも、どちらの生き方でも、リスの仲間達は繁栄していますよね?
モモンガはシマリスの行動を見て自分が不幸せなどと思いません。
シマリスはモモンガを見て「この怠け者が」とは思いません。
何が幸せな生き方か、は、その者にしかわかりません。
つまり、モモンガでも、シマリスでも、どちらの生き方も正解なのです。
モモンガの様な生き方に憧れはありましたが、
それを実践できている人がいるとは。
フツーって何? 世間の常識って何?
自分が間違っているのではなく、世間が設定してくる目標が間違っているかもしれない。
ホント考えさせられます。
第三章のテーマは「衣食住」
食は10年後の自分への投資。
この本、面白すぎです(^^)
