5回目となる献血へ行ってきました。

受付を済ませてまずはポカリを1杯グイッと。

献血後はお菓子をポリポリしながらポカリ1杯、コーンポタージュを1杯。

空調の効いた待合室でくつろいできました。

 

献血前、献血中、献血後とスマホで調べていたのがタイトルに書いた「サクラの木」。

桜というのは葉の中に「クマリン」という成分があって、

これが桜餅をつつむサクラの葉の良い香りの原因ですが、

実はクマリンは「毒」であり、

地面に落ちる事で他の植物を毒殺して土の栄養を独り占めしています。

 

つまり、桜という植物は自ら災害を起こして他の種を抹殺し、

災害を利用して利益を得ている植物なのですが、

この話をすると、

よく聞かれるのが「でも毛虫は多いよね。虫には毒は効かないの?」という質問。

もちろん、この質問が飛んでくることは想定内でサラッとは答えられますが、

この理由について献血ルームであらためてじっくりと考えていました。

 

毛虫は桜の葉だけを食べるわけではありませんが、

桜の木に毛虫が多いのは、桜の木が密集しているから。

成虫である蛾は、ここに卵を産めば子供が食いっぱぐれになることはない。

右を見ても、左を見ても食べ物だらけ。

毛虫にとって桜並木はバイキングレストランのようなもの。

単一の植物が固まっていることで天敵となる虫が発生しにくく、

春は花を咲かせて人間が集まるので、蛾の天敵である鳥が寄ってきません。

蛾は安心して卵を産めますし、花が散れば食べ物となる葉がたくさん現れる。

 

つまり桜の木に毛虫が多い原因、それは「人間」です。

人間が周りの環境に配慮せず、ただ綺麗な花を見たいという「利己的」な理由で

桜の木を同じ場所に集めた結果、毛虫も集まった…ということです。

密集していない野山の山桜では、あまり虫は付いていないのだとか。

 

光合成を行う葉をもりもり食べる毛虫は、桜にとって害でしかないのに、

なぜ桜は植物は殺す毒は作るのに毛虫を殺す毒は作らないのか…。

 

毛虫は鳥のエサになります。

葉桜になると人間が寄ってこず、餌になる毛虫がたくさんいる桜の木は、

鳥にとってはバイキングレストラン。

毛虫を食べるついでに桜の実も食べてくれて、

種を遠くへと運んでもらう役目となっているので、

ひょっとしたら、鳥が木に立ち寄ってもらうために、

あえて、桜の木は毛虫を殺さずにその身に付けているのかも?

 

人間の勝手な都合で桜の木を固めて植えた結果が毛虫の集中を招いているのですが、

実は、桜は人間の好む綺麗な花を咲かせることで人間に密集して植えてもらい、

毛虫を付きやすくして鳥を呼び寄せ、種を遠くに運ばせている。

我々人間が桜を利用しているつもりが、実は桜に利用されているのではないか?

桜の掌で踊らされているのではないか?

そんな事を考えながらスマホを眺めていたら、献血はあっと言う間に終わってしまいました。

それはもう、ビックリするぐらいに早く。

 

この桜の生き方にも何かしらの戦略、人間でいうビジネスモデル的な部分を感じます。

この戦略をマネしているビジネスは…、思いつきません…。

これが思い付けたら自然=経済活動=人間という面白いお話が作れるのですが。

 

さて、殆ど献血の話がありませんが、さて、今回はどんな結果がでますでしょうか?

1日2食にし、体重は3~4㌔減を行ったり来たりと標準体重に。

お腹周りがスッキリし、

前回あと一歩で健康診断的にいう「要検査」となる肝数値が改善されている結果を楽しみに待ちます。