岳3巻でのお気に入りは…

 

椎名「三歩さんは明神に!先生のところに!」

三歩「クミちゃん。稲葉先生にはモットーがあってさ。

   それがオレと正人…つーか、西高山岳部のモットーなんだけど…」

 

稲葉「ひとつ!」

部員「ひとつ!」

 

稲葉「困難は自分一人でのりこえる!」

部員「困難は自分一人でのりこえる!!」

 

稲葉「ふたつ!」

部員「ふたつ!」

 

稲葉「誰かの困難は自分一人でも全力で助ける!」

部員「誰かの困難は自分一人でも全力で助ける!」

 

稲葉「みっつ!」

部員「みっつ!」

 

稲葉「山では笑う!」

部員「ハハハハハッ!!]

 

三歩「岐阜の隊は全力でやってくれる!!

   オレがここで全力を出していれば、あっちも同じ気持ちで先生を助けてくれる!

   何より先生なら…。先生なら一人でも絶対に大丈夫!」

 

第3巻は何といっても三歩の原点である高校時代の恩師、稲葉先生でしょう。

スピンオフ作品として、三歩・高校生編を描いてくれませんかね。

 

3巻は泣ける話、良いセリフが多いなぁ。

 

「正解っしょー。二人がいたから、二人が今ここにいるんでしょ。

だから…、二人はぜーんぶ正解っしょ!!」

 

「あの山に登る前の晩、オレはスパゲティを苦しいほど食べていたんだ。

その事をくり返しくり返し思っていたんだ。

山に入る前に食いきれない程食べていて良かった。

遭難者を背負える力があって本当に良かったと、その事ばかり思っていたんだ」

 

「いや、俺の方こそありがとう。良く生きていてくれた!ありがとう」

 

「だーったら頂上まで登った方がいいよ。

遠くで見た時、ずっとキレイになるんだよ!頂上まで登った山は!」

 

「うれっしいな~。

何があってても山に行きたい二人がいるのって、うれっしいなあー。

またおいでよ、晴れた日に」

 

12月19日、滋賀県の比良山系で遭難し、21日堂満岳山頂付近で発見という遭難事故がありました。

比良山系は自宅から日帰りで行ける山。

9月に比良山系の蓬莱山へ登ったのも、冬の雪山の時期に登れないだろうかと少し意識してのことでした。

「日帰り」「テントは持っていないとみられる」と遭難時に報道されていましたが、

この生還された方は実際にはどんな装備を持っていて、どう過ごしていたのでしょうか。

どんなに準備をしていても、注意をしていても、遭難する時は遭難する。

街でどんなに気を付けていても何かい躓いて転ぶ時があるように。

この方は生還できたのだから正解。

どう困難を一人で乗り越えることが出来たのか知りたいところです。