6月26日からジブリの4作品(風の谷のナウシカ、もののけ姫、千と千尋の神隠し、ゲド戦記)が再上映されていますね。

映画館で見たこと無かったので、

「風の谷のナウシカ」は上映が始まって先月直ぐに。

新型コロナの再拡大もあって躊躇していましたが、

今日、献血の前に「もののけ姫」を見てきました。

 

この2作品は自分の原点とっていい作品。

中学生の時に金曜ロードショーで「風の谷のナウシカ」をみて自然、環境問題に強い関心を持ちました。

もののけ姫は、映画館へ見に行こう、行こうと思いつつも、結局レンタルビデオで見る事に。

ものの姫はナウシカの世界がもっていた本来の世界観を表現する時代はナウシカの過去でも、

内容的にはナウシカの続編と言えるものでした。

 

もののけ姫で描かれる自然は美しいですね。

アシタカが山の尾根をヤックルに乗って進むシーン(脇に描かれていたのはハイマツ?)をみて、

一昨年から登山に興味を持ちだした自分は、

木曽駒ヶ岳から空木岳へ縦走したい(山と食欲と私・12巻中央アルプス編の影響大)と思ったりもしました。

 

さて、2つの作品に共通することは自然環境を破壊する人間への批判。

訴えたいメッセージはこんな単純なものではないでしょうけど。

 

もののけ姫はナウシカの続編的な内容の作品と思っていますが、

出来ればナウシカとしての続編を描いてほしかったですね。

原作の半分も描かれていないし、

あんなハッピーエンドで終わる話ではないですから。

 

ナウシカ達は自然を破壊し、人間が住むことが出来なくなった世界を浄化する為に

旧世界(現代の人間)の人間が腐海をつくり、

その浄化の過程の世界を管理する為に旧世界の人間が作り出した人工生命(遺伝子操作?)。

毒がなければ生きられないように作り変えられており、

世界の浄化が終われば、絶滅するように作られた人間。

絶望的で希望の無い世界。

それでも最後は「生きましょう、共に」「どんなに苦しくても生きねば…」と物語は終わります。

 

もののけ姫のラストと少し似ていますが、もののけ姫のラストはまだ未来への希望が描かれています。

ナウシカを原作そのままの内容で続編を映像化したらどんな反響があったでしょうか?

なにしろナウシカ自身が未来への希望を断つことをして終わっていますから。

 

そんなことを考えながら、もののけ姫は上映が続いている間にもう一度見に行きたいです。

 

自分にとってジブリとは「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」の2作品です。

「ラピュタ」も好きですけどね。

何故、今回の再上映でラピュタは外れた?

 

あと、フクロウカフェでフクロウを肩に乗せたり頭の上に乗せたりするのが好きですが、

先月、ナウシカを見てわかりました。

きっと「テト」の影響です(笑)

 

もののけ姫レベルの自然描写で、美味しんぼレベルの料理描写で、

「山と食欲と私」を映像化してくれないかな…。