イヴサンローランリヴゴーシュのヒールブーツについて、
「二種類あるらしいんですが、どう違うのでしょうか」
とのお問い合わせを頂きましたので、回答させて頂きます。
まずはちょっとおさらい。
サンローランのヒールブーツには「ジョニー」と「ザブリスキー」があります。
ちなみに上の画像は黒がジョニー、茶がザブリスキー
「ジョニー」はトムフォードが生み出した、当時タブー視されていた高いヒールを持つメンズ用のブーツ。
グラマラスな色気をもつフォルムが人気を呼び、毎シーズン新型をリリースする定番商品。
「ザブリスキー」は、トムフォードの後任デザイナーであるステファノピラーティが作ったジョニーの後継モデルです。
(ザブリスキーのデビューシーズンは2009AW)
一体何処が違うのかと言うと、まずはヒールの高さ。
ジョニー 6.5cm
後ろからみるとこんな感じ。(ジョニーのヒール減ってるなー)
2cmでも大分イメージが変わっているのが分かります。
この変更による一番の恩恵は、歩き易さの向上。
ザブリスキーの場合は通常のブーツとほぼ同じ感覚で履けます。
ですがジョニーも決して歩き難い訳では無く、(トムフォード自身も快適性は相当こだわったらしく)
むしろ6.5cmヒールのシューズの中では格段に歩き易いです。
あとは身長+αがより自然になる事。
僕がジョニーを履くと、185cm以上になってしまい、少々不自然に見られる場合もありますが、
ザブリスキーだとちょっと自然(あくまでジョニーよりは)
そして二つ目の変更点は、トゥ(つま先)。
少し角張ったスクエア気味のトゥ
(ジョニーはゴードスキンなので皺がっ)
トゥに関しては完全に好みの問題ですが、僕はジョニーの方が好きです。
ドレスシューズのスクエアは苦手なのですが、ヒールブーツにはスクエアの方が合う気がします。
そして最後は、レザーの質の向上。
ここに関しては正直良く分かりません。
モデルによって違うし、店舗で見ても決定的な違いは、僕には感じられませんでした。
ですが、あのグッチグループが
「レザーの品質をグレードアップ!」
と言うのだから、間違いなのでしょう。信じます。
あとは細かいデザインの変更(ステッチや切り返し等)がちょこちょこある程度で、
大きな仕様の変更はこの三つです。
個人としてはジョニーの方が好きで、実際に履く機会もジョニーが圧倒的に多いです。
黒と言うカラーも大きいのかもしれませんが、気が付くと履いてるのはジョニー。
そして革の質よりも製法をマッケイにして欲しかった。
この価格帯(12~15万)の靴でセメントはちょっとなぁ。
マッケイかハンドソーンで作ってくれたら、黒をもう一足欲しい!
以上、イヴサンローランリヴゴーシュのヒールブーツ「ジョニー」「ザブリスキー」の比較でした。
※曖昧な部分も多いので、訂正箇所がありましたら詳しい方教えて下さーい

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