『第52回京の冬の旅』~林光院~宝鏡寺 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

今日は阪急の豊津駅からスタート。
淡路で乗り換えて、京都市内へ🚃💨

地下鉄の今出川駅でお友だちと待ち合わせ。
今年もこの季節に京都に入れば『京の冬の旅』の企画にしっかり乗っかっちゃいます。


まずは
👣相国寺 林光院


今回の『京の冬の旅』のパンフレットの表紙にある、可愛い『猫』の障壁画があるところ。障壁画好きには惹かれる寺院。
ここは境内の撮影が(庭園も)禁止だったのが残念。
入口を入ると そこに大きな鶴の障壁画。黒色の濃淡だけの緻密な作品。一目で現代の作品とわかるもの。そして本堂に進むとそこの部屋にも 同様の障壁画がありました。そこで この寺院(塔頭)の解説がありました。その部屋の左手にあったのが、目的の大きな黒猫の障壁画。高さが1m30cmはあるくらい!
「でっかい猫だなぁ」と話をしたあと、解説を聞いてビックリ。なんとこの猫
『虎』🐯
でした😵💦
狩野派の虎の障壁画は猫みたいに可愛い表情のものが多くありますが、現代ものではさすがに… と思っていたので、それに黒いし… 猫と信じていました。
そして この一連の 黒色で描かれた障壁画は、昨年、4年をかけて完成したものとのこと。つまり、今回が障壁画の御披露目となったわけで、ピカピカの絵が楽しめました。私はその部屋の隣にあった、栗鼠と蝶の障壁画(と天袋、違い棚、床の間の画)に目を奪われました。

また庭には、紀貫之所縁の鶯宿梅。毎年3月下旬に花をつけるとのこと。まだ蕾は固いままだったのは、残念でした。

表紙の寺院だけあり、かなりの盛況で ちょっぴり慌ただしい感じになったのが 残念。しかし満足度は高かったです。

相国寺境内を抜けて西へ。


林光院から歩いて10分。やはり障壁画で気になった
👣宝鏡寺


こちらは尼門跡寺院とあって、人形の寺として有名らしい。展示にもお人形がいくつもあったのがユニークでした。そして当時の生活を示す展示にはマネキンが使われていました。

↑撮影はここだけ可能。他は庭も不可が残念でした

こちらはパンフレットの鹿の障壁画に目が奪われました。やはりこちらも平成19年完成の現代もの。しかし林鏡院を見たあとだと、どうしても見劣りがしてしまう内容であったのが、失敗。先にこちらからまわれば良かった。
しかし 現代の障壁画は部屋の間にある襖に描かれたものだけで、他の襖には、円山応挙や狩野探幽の筆によるものが、状態の良いかたちで観ることができました。
私は応挙の杉戸絵、ガイドブックにある犬の絵の裏(表)側にあった とても状態の良い 雉の絵に目を奪われました。杉の年輪を使った模様とともに面白く観れました。

こちらはガイドさんの解説がまだ慣れていない感じもありましたが、ポイントはしっかりと押さえることはできました。

今日は逆の順番で行けば、充実間違いなしでした。

ただ今回、2箇所のガイドさん、特に林鏡院では、血天井だったのですが それがわからなかった様子。大学の試験が終わってから入る、大学生のガイドを待った方がいいのかなぁ とも。

その後は北山に移動して、パン食べ放題のお店でお昼。ここのガーリックのパンがめちゃ美味しい。



ここで時間を調整。

京都コンサートホールの音楽会に行ってきます。
それ以降の日記は、またあとで😄