宇野 功芳指揮:アンサンブル・フィオレッティ『クリスマスに贈る日本の名歌』 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
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駅伝観戦を半分(女子)で切り上げ、大阪市内へ行ったのは、私好みの演奏会のため。


『クリスマスに贈る日本の名歌』 

15時~
いずみホール

指揮:宇野 功芳
アンサンブル フィオレッティ(女声合唱)


宇野(UK)先生といえば、クラシック音楽のファンにお馴染みの 個性的評論家。オケ評論や指揮では 私とは完璧、合わない。
でも 全く合わないのが逆に面白く、無視できない存在。でも 宇野先生は 元々 合唱の指揮者なので、合唱の時はなかなか聴ける。
今年4月の横浜公演に続いて、今年2回目の フィオレッティの演奏会(オケの演奏会も今年1回聴いている)。

プログラム前半は
🎵故郷
🎵希望のささやき
🎵花
🎵さくら
🎵胡蝶と雲雀
🎵汽車ポッポ

🎵一杯のコーヒーから
🎵別れのブルース
🎵夜来香
🎵懐かしのボレロ
🎵山小舎の灯

最初6曲は唱歌の仲間。
故郷やアカペラで唱った『さくら』などは、限界までテンポを落とした演奏。
『花』も 思い切った弱音が耳に新鮮。
合唱は9人の女声です、ホールいっぱいに声が響きました。

後半は
🎵父よあなたは強かった
🎵月月火水木金金
🎵兵隊さんよありがとう
🎵航空日本の歌
🎵異国の丘

🎵花の素顔
🎵青い山脈
🎵東京ラプソディ
🎵高原列車は行く
🎵イヨマンテの夜
🎵長崎の鐘

後半は全てが私のお気に入りの曲の連続。
前半の戦時歌謡は、今ではなかなか聴けません。
『月月火水木金金』などは 女声では美しすぎて物足りない気もしましたが、このような表現なら現代でも受け入れられるのかな、っていう感じもした次第。
軍歌には、音楽としてみたら 素敵な曲がたくさんあります。戦争に蓋をして見せないのではなく、当時をもっと知ることから 戦争について考える必要があるのではないでしょうか。これこそ日本の課題と 私は考えています。

後半の戦後の歌謡曲。
すでにクラシック音楽の仲間に入っていますね。
このような曲を クラシック畑の方々の演奏で聴くと、歌謡曲だ、クラシック音楽だ、と分けるのが馬鹿らしくなってきます。
良い歌は、ジャンルを問わず 歌いたい歌であり、聴きたい歌なんですから。

終演後、CDを購入した方に 宇野先生がサインを下さるとのこと。家からCDジャケットを2つ持参して正解。

そして私は、今日はそのまま 新大阪から新幹線で帰宅です。
3連休なのに 新大阪始発ののぞみはガラガラ。自由席2号車で 名古屋を出ても3割。
年末前に出掛ける人、少ないですものね。

やっぱり関西からの帰りは新幹線が一番。
関ヶ原の吹雪がすごく、徐行で遅れていますが、すでに神奈川県に入っているし…
早い速い。