荻上直子監督映画 『めがね』 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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~ひねもす…~

今日は本業の仕事に振り回されました。う夜まで 新宿のハズが 御役御免で横浜勤務。
塾に代講たててもらったりしたのに…

で、空いた時間で 映画に来ちゃいました。

『めがね』

「カモメ食堂」を観た私には 外せません。

監督:荻上 直子
配役
小林聡美
市川実日子
加瀬亮
光石研
もたいまさこ


素敵!

映像のなかの 緩やかな時間の流れに 癒されました。

与論島の白い砂と青い海。
自然の広がりの中に、人間の時間の進み方の速さの小ささを感じてしまう映画です。

もたいまさこさん、市川実日子さんが実に巧い。それに小林聡美さんの絶妙な心理変化が「いい」。

それにしても 台詞の少ない映画。
それだけ 映像に語らせています。
その映像は 何も語らないようにつくられています。
その 何も語らない中で、何を感じてしまうか!それでこの映画の評価が決まりそう。
映画の中の時の流れと同じ流れに身をまかせることができれば、観て何かを感じられると思いました。

のんびりしたくなる映画です。


『山の郵便配達』に匹敵する 台詞の少なさ。
でも こちらには 明確な意図が見えません。ただ 一緒にたそがれるだけです。