日本フィルハーモニー交響楽団 第367回名曲コンサート:サントリーホール | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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日本フィルハーモニー交響楽団 第367回名曲コンサート

14時30分~
サントリーホール

指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ピアノ:小川典子



座席はLAブロック。ちょうど舞台の真横。指揮者を斜め前から、ピアニストは真後ろから見れる位置。
ラザレフさんは確か2度目。前回、めちゃくちゃ熱い演奏を聴いたのを、曲はなんだかスッカリ忘れましたが、覚えています。

最初の曲は
🎵ブラームス:大学祝典序曲
ティンパニ、あんなに叩いて壊れない?
コントラファゴット、なんでこんなに良く聴こえるの?
ホルン、そこでベルを持ち上げるってか?
と、バランスは…という前に、大丈夫か?と思わせる演奏で 度肝を抜かれました。まぁ、予想はしていましたが…
ここは学生運動をしている大学? ナントカ法案反対! でしょうか?

ちょっぴり編成を小さくして
🎵リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調
小川さんは、せんくらやミューザで幾度も聴いている 私にはおなじみのお気に入りのピアニスト。
今日も明るく、音の粒がハッキリとした 力強い溌剌としたリストが聴けました。ちょっぴりオケが元気すぎる様な感じもしましたが、座った位置が慣れないところだったので、バランスについてはなんとも…
小川さん、お見事🎊
と、最後の音が鳴る(消えるではない!)やいなや、大きな拍手が舞台上から👏 ラザレフさんのフライングギリギリ?の拍手でした💦

休憩時に小川さんのサイン会✒持参したドビュッシーの全集の箱にサインをいただいちゃいました💿

後半は舞台後方の席に移動。



🎵ボロディン:交響曲第2番 ロ短調
この曲、実演は数回聴いているはず。音盤はLP時代にマルティノンのものを良く聴いていましたが、CDになってから 未だに入手していません。
昔からしつこい!と感じている第1楽章。今日も強烈なしつこさがグイグイと。勘弁してよー と思っていたら、第2楽章、バランスのよい 楽器ごとの対話がたくさん。単純なリズムで飽きる!との今までの印象が大きく変わりました。
そして今日の白眉が第3楽章。今まで まったく印象に残っていない 存在感の無い楽章だったのですが🙈冒頭のハープの優雅な音。それに続く管楽器のpの美しい響きが光っていました。
そして終楽章。第2、第3楽章と納得の演奏のあとなので、またまた爆裂系でしたが、中から音の綾が透けて見えてくる感じも!打楽器の華やかなアンサンブルが手に取るようにわかったのが 良かったです。
ロシアの風がビュンビュンと吹き抜けましたが、その中で見えた小さな生命に 大きな元気を与えてくれる、そんな演奏でした。

アンコールは
♪ハチャトリアン:ガイーヌ~レズギンカ
前半は弦楽器、相当頑張って ラザレフさんが気合いを入れていたのですが、まったく聴こえませんでした🙉💥
何しろ、すげー音と驚異的なエネルギーの炸裂の演奏。アンコールならでは、もう後は帰るだけ、という演奏。冒頭、テンポが乱れたようでしたが、それすらもわからなくしちゃうくらいの迫力でした。
最後は聴衆の方を向いて、オケを止める得意の仕草。
大喝采🎊

それにしてもロシアの指揮者は 良く後ろ向きますね。来年、新聞社響に来るお茶目なお方もそう❗

招待券のおかげで充実した1日を過ごすことができました。
関係各方面の方々に感謝です。次回はしっかりチケット購入して行かなきゃ!