~憧れの寝台特急~
明日からJRのダイヤ改正。
昨年、東京~大阪間の夜行寝台急行『銀河』が廃止され、音楽会帰りに 度々利用していただけに、大ショックだったのが 昨日の様。
そして今日、ダイヤ改正前日、最後の九州特急(30年前にはブルートレインと呼ばれて 親しまれた)~東京発の夜行寝台特急~が 今日で最後となりました。
私は小学校2年生から、学校が終わると歩いて15分の、東海道本線の踏切まで 寝台特急を見に行ったものでした。
当時は横浜17時28分発の『さくら』から『はやぶさ』『みずほ』まで。夏は19時に帰宅ということで、『富士』『出雲』『あさかぜ』まで見た覚えがあります。
そんな九州特急に いつかは乗ろうと思っていたものの、学生時代から 研究対象地域を北海道にしたことから≪休み=北海道の日々≫になってしまい、西日本には足を踏み入れることが無くなりなした。
この10年で やっと西に行く様になったものの『節約旅行で 回数を多く』をモットーの私には、西への旅は 青春18きっぷで『大垣夜行:ムーンライトながら』が恒例。ギリギリまで旅をして、帰りは一気に飛行機になってしまいました。
そんなわけで ブルートレインは、上り『銀河』には幾度か乗りましたが、子どもの頃からの夢の 九州特急に乗ることは とうとう果たせぬままになってしまいました。
今日の最後の九州特急『はやぶさ・富士』は、私が小学生の時に見ていた踏切(今は踏切は廃止され、陸橋を渡る様になってしまいましたが)前の広場に行きました。
列車の来る5分くらい前から 暗い中、たくさんの人が集まって、最後の熊本行き『はやぶさ』と大分行き『富士』を見送ることが出来ました。
横浜駅を3分遅れで 機関車の汽笛が響き、機関車に牽引されてゆっくりと加速していくブルートレインが、汽笛を鳴らしながら通り過ぎて行きました。
踏切跡のこの場所で 鳴らした汽笛を聞いた瞬間、子どもの頃、機関車に手を振っていると、汽笛で応えて 手を振り返す機関士さんを見て、鉄道員に憧れていたことを思い出しました。
またひとつ 、子どもの頃からの思い出が 消えていってしまいました。
明日の朝 熊本・大分からの上り『はやぶさ・富士』で本当の見納めになってしまいます。
長い間 ありがとう~