~せんくら 1~
昨日から始まった、
『仙台クラシックフェスティバル2010』
に1日遅れて参加です。
今日は朝イチで超魅力的なプログラム。
10時25分~
青年文化センター パフォーマンス広場
チェンバロ:曽根 麻矢子
🎵ヘンデル:組曲1番 イ長調
🎵J.Sebastian Bach:平均律1巻21番変ロ長調 前奏曲
🎵マルシャン:シャコンヌ
🎵ラモー:未開人
🎵ラモー:ジプシー風
🎵ロワイエ:アルマンド
🎵ロワイエ:スキタイ人の行進
アンコールは4曲
最後は
🎵曽根 麻矢子 編曲:ファンダンゴ
ジャズっぽいところがとってもおしゃれ。
「私しか弾けません」
って、そりゃそうだ。
どれもどこかで聞いた曲。でも中野さんで聴いていたものだから、あまりの違いにビックリ。
音が力強く迫ってくるものの、出てくる色の柔らかいこと。リズムも弾性があって、ローカル線で揺られている様。
同一曲内でも、フレーズによって鍵盤を自在に変えて、音色の変化も鮮やか。太陽の光がバックから入る、明るいホールにピッタリの演奏でした。
朝一番は爽やかな素敵な演奏会でスタート。
続いて
11時40分~
青年文化センター 交流ホール
ピアノ:イリーナ・メジューエワ
今年が生誕200年のシューマンとショパンのプログラム。
🎵シューマン:ノヴェレッテ
🎵シューマン:アラベスク
🎵ショパン:幻想即興曲
🎵ショパン:練習曲~変イ長調『エオリアン ハープ』
🎵ショパン:練習曲~ヘ短調 作品25-2
🎵ショパン:練習曲~ホ長調『別れの曲』
🎵ショパン:練習曲~変ト長調『黒鍵』
🎵ショパン:練習曲~ヘ短調 作品10-9
🎵ショパン:練習曲~ハ短調 作品10-12
ノベレッテや『別れの曲』は、どうしても大林映画を思い出してしまう曲。私的に 尾道の風景が頭をよぎる選曲。
メジューエワさんが最初にお話しされたことは
・シューマンは空想を夢見る作曲家
・ショパンは現実を夢見る作曲家
演奏面でも
・シューマンは頭で作曲しちゃうのに対して、ショパンは体で作曲するから、シューマンは演奏しにくい場面もあるけど、ショパンはそんなことないのです。
健康的な演奏は聴いていて気持ち良い。
ノヴェレッテの中間部が流れるように美しい。
別れの曲は、中間部の左手がマルカートで、耽美的に傾くことがなくいのがいい。
アンコールの作品9-2のノクターンは、最後の数小節の弱音があまりに美しかった。
1年振りのメジューエワさん、最高。
次は 地下鉄でイズミティ21に移動。
楽しみます!