かなり地味な京都の寺院散策 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

~細川護煕さんを見に~

朝 快晴の名古屋を出発。遥かに白山が輝いていました。
今日はJRを乗り継ぎ、京都へ。
前回 チェックしておいた、京の冬の旅 非公開文化財 特別公開 に再度 行きました。

最初に向かう予定の施設が 午後の1時まで拝観休止ということをギリギリ直前に思い出して、地下鉄で先の駅へ。そしてお友達に連絡。そこで待ち合わせをしていたので 焦った焦った。
お友達が私と合う前に訪問していた北山の植物園に 私が向かうことに…

お友達は車なので、駐車場探しは緊張するものの、 移動は早いので、急きょまわる順番を変えて 東山の建仁寺へ。

まずは 建仁寺境内にある開山堂へ。
建物内はもちろん、庭園の写真も不可と なかなか厳しい。
ガイドの詳しい説明を聞きながらの見学は勉強になる。特に栄西を、ようさい、と読むことからびっくりでした。
客殿の障壁画や杉戸絵も、加藤文麗や原在中のオリジナル。特に原の描いた鶴の障壁画は素敵でした。

続いて同じ 建仁寺境外にある塔頭、正伝永源院へ。
こちらは 狩野山楽の障壁画があるということでの訪問。
金箔の上に描かれた 蓮鷺図は鮮やかなもの。こちらもその部屋の中で ゆっくりと解説を聞いてからの見学。そして驚いたのは、山楽の両隣の部屋の障壁画の作者が、細川護煕だったということ。ちょうど今日、東京は選挙だったで。解説では、山楽の障壁画も 近々 細川護煕氏の新しい障壁画に変わるらしく、下絵が展示されておりました。
なぜ この塔頭に細川さんの絵画があるかというと、ここが 細川家の菩提寺だからとのようです。
庭園には国宝の茶室が復元されていたり、白隠の達磨の掛軸が飾られていたりと、小さいながら 充実した内容でした。



ここで庭を観ながら日向ぼっこをしつつスマホを開くと、不気味なメールが。
~詳細は最後に~

その後、北山へ行き 遅い昼食。

そして今日の最後に訪問したのが、洛中の
報恩寺。
ここはがら空きと思っていたら 大変な混雑。なんで と思っていたら、こちらは黒田長政、官兵衛父子ゆかりの寺とのこと。大河ドラマ関連らしい。
ここでは 今回のポスターにもなっている可愛い虎の掛軸が目当て。
ここでも最初に客殿に集められて解説を聞いてからの見学。
虎の掛軸は寺宝ということで、開帳は寅年の正月三が日のみという。今回はその掛軸のレプリカの完成にも合わせての公開らしい。左右 それぞれの位置から観ると 虎の表情が大きく変わるのが面白かったです。ただ どんなに正確でも、コピーのまったり感が強く、それは前回の妙心寺龍泉菴の等伯の掛軸と同じでちょっぴり残念。私的には本尊の快慶作と伝えられる 阿弥陀三尊像の方にひかれました。
それに加えて白砂の美しい庭園のリズム感が、私好みでした。


これで今日の特別公開訪問は終了。今日はこじんまりした場所が2ヵ所ということで、早めの終了。また 解説も、開山堂は素晴らしい説明でしたが、他は公開規模に合わせてか、コンパクトでした。

そのまま駅に行こうか とも思ったのですが、少し時間があるとのことで、北野天満宮に梅の様子を見に。
すでに梅園は開いているものの、まだ完全に蕾。それでも入るのに600円 取るようで、もちろんパス。
普通に境内を歩くと、1分咲きとも言えない程度の花が、日当たりの良い樹から 咲いていました。




お友達に京都駅まで送ってもらい、今日も3ヵ所の特別公開を巡ったので、駅の観光案内所で素敵なファイルをいただいて、帰り、なんですが…

銀行に直行。
手持ちが1万円を切っている。

新幹線の切符は金券屋で購入が基本。
で、なんでお金が無いかって、ですね…

実は 今日は京都から大阪、新今宮に行き、床屋とスマートボールを楽しんで、
天王寺からバスで伊丹空港に行き、航空機で帰る予定だったのです。
ところが 昨日の首都圏の雪の影響で、伊丹便が概ね欠航。もちろん私の搭乗予定の20時20分の便も欠航。それが正伝永源院にいるときにJALから連絡が来たのです。

ということで、新幹線での帰宅となりました。