華麗なるコンチェルト・シリーズ 2018【第5回】石田泰尚 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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川崎から桜木町へ京浜東北線で移動。途中でお友だちと合流。みなとみらいで昼食。そしてホールへ。


華麗なるコンチェルト・シリーズ 2018シーズン
【第5回】「カリスマ・ヴァイオリニストのconcerto!」
石田泰尚(ヴァイオリン) 

ヴァイオリン:石田泰尚
指揮:阿部未来
神奈川フィルハーモニー管弦楽団


HPの紹介文は
『昨年からはじまった華麗なるコンチェルト・シリーズ。横浜での開催となれば、この人は絶対に外せないでしょう!我らが神奈川フィルのソロ・コンサートマスター、石田泰尚(いしだやすなお)。いよいよ登場です!
注目のプログラムは石田自身が選曲!情熱吹き荒れる様はまさにパッションの権化、ド派手なオーケストレーションも圧巻のハチャトゥリアン、そして不朽の名作にして究極の難曲とも言われるベートーヴェンを持ってくるあたりに、石田の並々ならぬ気合いが感じられます。
注目の若手にして神奈川フィル副指揮者、阿部未来もソリスト直々の指名により登場。「オール・神奈川フィル」公演としても注目です! 』

女性の割合の高いコンサート。
1階12列の上手ブロックでしたが、さほど角度を感じない、良席。


舞台に入場時、神奈川フィルのメンバーは、最後にコンマスが来るまで立って待っています。だから 拍手で迎えなきゃ ってなるわけです。神奈川フィル主催ではない今日のコンサートでも神奈川フィルのメンバーは自分の席に来ると、もちろん立って待ちました。最後に背の高いお兄ちゃんが入ってくるか、サプライズ的に石田様が来るかも…と 待っていると、なんと女性が来るじゃないですか。
今日の客演コンミスは日本センチュリーの松浦奈々さんでした。

まずは
🎵ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
いつも神奈川フィルのプレトークなどでお馴染み(いじられキャラの)の阿部さんの音楽を聴くのが初めて。
全体がとっても微細な音で組み立てられているようなワーグナーの音楽。ヴァイオリンの繊細な音が印象的。ワーグナー門外漢の私は、その極限ギリギリの様に感じられた 繊細な音色にどっぷり浸れました。

続いて石田さま、白い上着で登場!協奏曲2曲とも譜面台を置いての演奏。
🎵ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
昨日、CDを聴こうとしたら この曲が(あると思っていたのに)無かった😱 持っていたのは違うカップリングのCDだった。めちゃ勘違い!
と、いうことで、予習なし。ホールで初めて聴いたのかもしれない。
20世紀の作品ですが とっても聴きやすい曲でした。
第1楽章はふわふわした感じ。石田さまのヴァイオリンは暖かみのある音色。大きなオケなのにその利点が十分に生かされてはいないようにも覚えました。これはハチャトリアンに起因しますが…
そんなちょっぴり消化不良のようなまま、第1楽章が終わってしまいました。

アンダンテの第2楽章も、暖色系。水の上に浮いているような感じ。小さなオーケストラで室内楽のように演奏してもいいような、アットホームな音楽が心地よかったです。

そしてアレグロの終楽章。ここで大オーケストラの存在感のある音楽が来ました。リズム遊びのような箇所では 石田さまの面目躍如。沸き立つような音楽に会場の空気が一変しました。最後、打楽器との締めのバランスがバッチリ決まりました!

初めて聴いた(と思う)のですが、とっても愉しく聴けました。予習をしておけば、この曲なら絶対に倍以上楽しめたとちょっぴり反省でした。

休憩のあと、石田さまは全身黒に着替えて登場
🎵ベート-ヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
中学生の時にスコアを購入してLPを良く聴いていた作品。ハチャトリアンとは違い、こちらは目からもしっかり勉強済み。
長い序奏のあと、石田さまはゆったりとソロを奏ではじめました。テンポの落差が大きかった。石田さまのソロはビブラートを大きめに掛けた時の艶が見事。特に鳥肌ものだったのがカデンツァのあとの終わりのソロの美しさ。

第2楽章もゆっくり目のテンポ。優しさいっぱいの石田さまのソロが絶品。バックのオケもフカフカの温かな音色でソロを支えました。第3楽章へのブリッジの箇所ではカデンツァを組み入れました。

第3楽章は一転、明るく躍動するよう。しかし速いパッセージを堅実にひとつひとつ組み立てていく感じ。とっても丁寧な音楽づくりが好印象でした。

松浦さんの率いる神奈川フィルの弦は、ビブラートを掛けないところを明確にした響きにハッとさせられることが多く、これが私好み。その音色が至るところに聴こえたのが嬉しかったです。

アンコールは
🎵クライスラー:美しいロスマリン
弦パートのトップ5人の伴奏という室内楽編成で。
チューニングをして、そのまま音楽に突入という開始にビックリ。優雅な音楽はベートーヴェンと対照的でした。

譜面台を置いてあるので、楽譜を手に出てこれるので、アンコールをする意思がわかる。
で、ここでオケを全員引き揚げさせて
🎵シューベルト:アヴェ・マリア
とっても宗教色が強く感じられる、祈りの音楽として 私に届きました。ひとつひとつの音を慈しむようなアヴェ・マリアは無垢の音楽でした。

今日の午後は外見とは正反対の音楽が聴けました。その温かさと真っ直ぐな音は本当に素晴らしかったです。

帰宅して一息しちゃったら、今夜はテレビの誘惑が多すぎ。ブラタモリの京都に被るように、大林宣彦監督のドキュメンタリー。そしてカーリング。今日中にレポートできて良かった。でも明日早いのに準備ができていない…