「シドニーの朝」のあとは、クリストフ・コワンと仲間たち:宗次ホール | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いています!

昨日の夜の音楽会のレポートは(↓)こちらです🎻
 


昨日は横浜から大阪という演奏会のハシゴ。しかしお昼と夜だったので、ついでに大きな移動で気分転換もあったので、音楽疲れはありませんでした。
そして江坂の大浴場つきビジネスホテル泊。

今日は江坂から新大阪乗り換えで名古屋へ。
湖東の田んぼにはちょうど水が張られはじめていました。ちょっぴり高い山からの眺めが、キラキラときれいな季節 到来です。

名古屋でお友だちと待ち合わせ。お友だちは4度目の名古屋なので、私が案内。お昼はあんかけスパのリクエスト。


そのあとは 音楽会まで時間があるので、名古屋市科学館へ。プラネタリウムの一般投影のチケットが取れたので、そちらに参加。
4月のテーマは「南半球の星空」
『名古屋から見られない南半球の星空には、南十字星や、太陽系に最も近いケンタウルス座α星など、見どころがたくさんあります。』
と、ありました。見慣れない星空と星座は「へー」の連続で終わりました。ここのテーマは前回は難しかったし、レベル高すぎ!最後は「シドニーで朝を迎えましょう」で北向きに太陽が昇ってこさせましたが、驚いたことに 周囲の建物がシドニーじゃん!西側にオペラハウスがありました。このプラネタリウム、いくつの都市の風景を映し出せるのだろう。私が子どもの頃から毎月のように行っていた、今は無くなってしまった、神奈川県立青少年センターのプラネタリウムは、南半球の空のあとでも、必ず、横浜に戻って日の出にしていましたから←周りの風景が横浜なので。
と、変なところの印象が強いまま、プラネタリウムをあとにすると、そろそろ時間いっぱい。

栄まで歩いて、早めの夕食は味噌カツ定食。


お腹をいっぱいにして、ホールに移動。


クリストフ・コワンと仲間たち

18時~
宗次ホール


チェロ&アルペジョーネ:クリストフ・コワン
フォルテピアノ:金子陽子
フラウト・トラヴェルソ:マリア=テクラ・アンドレオッティ

↑ペダルが5本。サイン会で金子さんに訊いたところ、左から、ウナコルダ、シンバルム、モデレーター、モデレーター、ダンパー。2つのモデレーターの違いを訊く時間が取れませんでした。

今回のこの公演、使用楽器がみな オリジナルというところがポイント。レプリカではないのです!ホールには楽器についての詳細の告知が出ていました。

↑ヴァイオリンはフラウト・トラヴェルソの誤りでしょう

今日はチャリティーシートを取ったため、前から2列目の中央で聴けました。

最初の曲は昨日と同じ
🎵ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hoboken XV:15
今日はスコアを見ながら聴きました。
演奏スタイルはもちろん昨日と変わりませんでしたが、ホールはもちろん、聴く位置も大きく違ったため、かなり異なった印象になりました。
第1楽章の冒頭のフォルテピアノのソロは昨日同様 弱音でしたが、昨日よりよりクリアーに聴こえてきました。
落ち着いた第1楽章、音の方向性がはっきりと示された第2楽章。軽快な第3楽章。そこではフォルテピアノの音がしっかり聴こえたので、楽器ごとの掛け合いなどの 音の組み立ての面白さがとても明瞭になりました。昨日はチェロの居場所がどこにあるか手探り状態の様でしたが、今日はどっしりと構えた音がバッチリ。フラウトトラヴェルソの鄙びた音色を存分に味わえました。
唯一、ここまでできたなら、第3楽章の終わりそうで、終わらない各部の終結を もっとユーモアたっぷり仕掛けてもいいんじゃないかなぁ~ は、私のへそ曲がりの考えでした。
ソナタ形式の第1楽章の反復は今日も前後半とも省略でした。

次はフォルテピアノで
🎵シューベルト:楽興の時 第2番 D.780 変ホ長調
めちゃ、綺麗。特に弱音。ここではモデレーターを2つ踏み込んでの柔らかな音色が、遅めのテンポで ホールの残響と美しく調和していました。絶品!フォルテピアノソロなのでお漬物的な演目ですが、今日の私的 白眉になりました。

続いてコワンさんのアルペジョーネが登場
🎵シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ D.821 イ短調
昨日はホール全体に響いた音で聴いたのですが、今日は楽器からの直接音がしっかり聴けました。
アルペジョーネの温もりのある 優しい音色はどこで聴いても変わりません。ただ、ホールがさらに音の面とりをしてくれた反響音の方が、一段上質になることがわかりました! 宗次ホールなら2階の前列あたりであれば 陶酔間違いなしでした。
演奏はやっぱり第2楽章が絶品。時たま掛かるビブラートの揺れがとっても粋でした。
演奏精度は昨日の方が良かったです。
2日連続で聴きましたが、この大好きな曲、やっぱりアルペジョーネで聴くとしっくりきて 飽きません。

休憩のあとは
🎵ヴェルフル:フルート・ソナタ Op.34-2 ト長調<日本初演>
18世紀後半の無名の作曲家。3つの楽章からなる作品。
アレグロのソナタ形式の第1楽章。フルートの曲らしい明快で清々しい音楽。前半の反復は行いましたが 変化が抑え目だったのが残念でした。
アンダンテの第2楽章はフラウトトラヴェルソの鄙びた音色がピッタリ。古典派そのものの、分かりやすい明るい旋律が良かったです。
スコットランドの民謡から採られた第3楽章は、それは優雅。所々に聴かれる符点のリズムと独特の音階が とっても身近に感じるのは、私だけ? 聴きながら笑顔いっぱいになる音楽。今日の収穫は、この作品でした。アンドレオッティさんでまた聴きたい!CD出して欲しいなぁ~

続いてチェロとフォルテピアノで
🎵リース:3つのロシアの歌による変奏曲 ハ短調<日本初演>
ベートーヴェンの弟子のひとり、リースの作品。
3つのロシアの歌って、どれだ~?わかったような、わからないような…
それよりも、フォルテピアノとチェロの丁々発止の面白さがありました。歌がフォルテピアノとチェロを行き来しながら音楽が紡がれていきました。最後はチェロの技巧的な見せ場を作って締められました。チェロ奏者のための作品。

最後の曲は昨日と同じ
🎵フンメル:ピアノ三重奏曲(ロシアの主題「美しいミンカ」による変奏曲)イ長調 Op.78
3つの楽器の対話が対等なこの作品は、座席の位置による差はそれほど感じませんでした。
直接音で聴いた今日は、序奏のフラウトトラヴェルソの生き生きとした音楽からとても惹きつけられました。
続く主題と変奏では、短調と長調が交互になるコントラストを はっきりと描き出していました。2日連続で聴いたので、理解度アップで昨日より楽しめました。

後半のプログラム、よーく見ると すべて 民謡などの民族音楽を素材にして作られた音楽が入っている作品ばかり。それもあり、初めて聴いても耳馴染み良く、本当に楽しめました。

アンコールは昨日と同じ
🎵ヴェルフル:三重奏曲 作品48-2から緩徐楽章
金子さんが、この作品もフルートソナタと同様、自分たちがウィーンの図書館から発掘した楽譜のひとつとのこと。
ヨーロッパのライブラリーには、未知の作品がたくさん埋もれているのですね。モーツァルトやシューベルトなどと演奏されても遜色のない作品を見つける楽しさも まだまだありそうです。

今日も演奏会のあとにサイン会。
金子さんのCDを購入。そしてコワンさんとアンドレオッティさんは またまた持参したCDにサインをいただいちゃいました。

晴れ晴れとした気分で、でもめちゃ急いで 栄から名古屋駅へ。そして東海道本線で東へ移動です。

↓今回のアルペジョーネの紹介のある、フォルテピアノを所有している楽器屋さんのブログから来日直後の様子と
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/145015/140345/120018407

↓今日の演奏会の(裏方の)ブログを!
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/145015/140345/120065656