愛知祝祭管弦楽団『ワルキューレ』:愛知県芸術劇場コンサートホール | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

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愛知祝祭管弦楽団 2016-2019「ニーベルングの指環」四部作
第一夜「ワルキューレ」


HPには
『2016年9月≪ラインの黄金≫が終わり物語は動き出した。
ワーグナーが世に問うた、狂おしいまでの様々な愛の形

2016年よりワーグナー「ニーベルングの指環」4部作の全幕シリーズが始まりました!次回は、シリーズ第2回となる「ワルキューレ」を上演します。
  「パルジファル」公演のコンセプトを継承し、舞台上のオーケストラ後部上方に小高い歌舞台を配置し、オーケストラと役者(ソリスト)が2つの階層で立体的に実演を行います。生公演の魅力を最大限に発揮できるコンサートホールの音響特性を活かしつつ、物語をわかりやすくするための簡易的な演出や舞台装飾、神話の役柄に応じた専用コスチューム、照明効果、日本語字幕表示を取り入れ、総勢100名を超える特大編成オーケストラの迫力と同時に「オペラ」の面白さを体感できる舞台を創ります。合計4年間の歳月をかけ、熱い思いでお届けします。』
と 紹介。昨年、あいちトリエンナーレのついでに行った『ラインの黄金』が良かったので 今年も行くことにしました。

🎵ワーグナー:序夜と3日間のための祝祭劇「ニーベルングの指環」から
楽劇「ワルキューレ」全3幕(コンサートオペラ・日本語字幕付き)
 
15時~
愛知県芸術劇場コンサートホール

ジークムント:片寄純也
ジークリンデ:清水華澄
フンディング:長谷川顕
ヴォータン:青山貴
ブリュンヒルデ:基村昌代
フリッカ:相可佐代子

ヘルムヴィーゲ:西畑佳澄
ヴァルトラウテ:船越亜弥
ロスヴァイセ:山際きみ佳
グリムゲルデ:加藤愛
ゲルヒルデ:大須賀園枝
オルトリンデ:上井雅子
ジークルーネ:森季子
シュヴェルトライデ:三輪陽子

管弦楽:愛知祝祭管弦楽団
指揮:三澤洋史
演出構成:佐藤美晴

5時間の長丁場の公演。ロビーに入るや こんなお迎えがありました。


今日は前から3列目の中央で観ました。


舞台の前方にオーケストラ。舞台上 オケ後方の台の上と舞台後方の座席に歌手を配置する趣向。私の席からは歌手はギリギリ見えました。

普段、私はワーグナーは全く聴きません。昔、週刊で刊行されたオペラのDVDシリーズで手元にはあるものの、観た記憶はなし。有名なオケの曲が頭にチラッとあるくらい。
ストーリーはプログラムを直前に読むだけ。愛知祝祭…のこのシリーズ。プログラムにある、漫画仕立ての『5分でわかるワルキューレ』(前回はラインの黄金)が今回もなかなか役に立ちました。それと しっかりとした解説(楽譜つき)と併せて読むと大丈夫なんです。

5時間の公演なんて初めてなので、恐れていましたが、幕が進むごとに集中させられ、あっという間の5時間でした。第3幕なんて「ヴォータンとブリュンヒルデの別れの場面、長すぎ!モーツァルトならレチタティーヴォで3~5分じゃん!」と突っ込みが入れられるくらいになっていました。

舞台はちょっとした小道具はあるものの、譜面台の前で軽く演技を行いながら。ただ、照明が細かく設定されていて、微妙なニュアンスを描き出すのに成功していました。
衣装もシンプル。上に1枚羽織る程度。でもそれで十分でした。

字幕はとても丁寧。しっかりと訳されているようで、早すぎるくらいの表示は、何を見るべきなのか?と考えるほど。歌手を見るより字幕を見ていた時間の方が長かったくらい。

主役級の歌手は皆、舞台上に乗って ガンガンと弾くオケに負けない圧巻の歌唱。特に清水さんの大きく情感豊かな安定した歌は凄かったです。

オケはアマチュア。本当に頑張って弾き切りました。

もちろんワーグナーについては何も語れませんが、ストーリー的にはまだまだ疑問がいっぱい生まれつつも「まぁオペラだし、いいか…」と。
そんなこと考えつつも楽しめました!

ここからの帰りは栄の地下で夕食。


味噌カツ丼とめちゃ私好みの赤だしを食べて名古屋駅に向かえば 21時。何か大きなイベントがあったらしく、地下鉄、名駅、そして新幹線ホームまで、茶色と黄色のタオルを首にかけた人がいっぱい。昨日のホテル代の高かったのがちょっぴりわかった気がしました。

日記を打っているとあっという間に新横浜に着きました。新幹線だと、やっぱり速い🚄