ラ・フォル・ジュルネ 11、12:2日目 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

この前のコンサートレポートは(↓)こちらから🤗

 


お友だちと情報交換をしたあとは、良い座席での夕方の2公演。


『世界の絶景探訪~新世界アメリカの夕暮れ』

16時~
ホールA

ハンガリー・ジュール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カールマン・ベルケシュ


紹介文は
『ヨーロッパの古典的なオーケストラ書法に、アメリカの民族音楽の要素を融合させた画期的な交響曲。故郷チェコを想う作曲家が「新世界」で得た音の印象が、独特の色彩美を放つ。』

ジュール響は小学生の時聴いていた「ハンガリー舞曲」のLPのオケ。ハンガリーの片田舎の小さな町の音を 地図を見ながら聴いた思い出がありました。まさかその町から来るなんて、考えも及びませんでした。

1階1列中央ブロックど真ん中。オケが下がり気味に配置してくれたので、ゆったり聴くことができました。
オケは上手手前がヴィオラの通常配置。

プログラムは1曲
🎵ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」
序奏の速さが異常。2拍子を軽く振っている。普通聴く速さの2倍。
ところがそのあとはごくごく普通のテンポと普通のバランス。どこかの声部を強調することもなく、ひなびた響きの温かさあふれる演奏を聴かせてくれました。
各パート1人程度の日本人のエキストラでしたが、イングリッシュホルンもそう。団員のソロで聴きたかったなぁ~。
最後まで無理のないオケの鳴らし方で通した、吹奏楽団の方で名前を知られているようなベルケシュさん。刺激的なアメリカ大陸の世界というより、そこから想うドヴォルザークの故郷、チェコ、もしくは中央ヨーロッパの風景を彷彿とさせる音楽でした。

拍手に応えてアンコール
♪J.シュトラウス:ポルカ「ハンガリー万歳」
オケの音が新世界とまったく違う!オケもノリノリ💃 ボリュームも1.5倍くらい。 音も生き生きしている。同じ楽団の音とは思えない。これって…

そのまま次のホールへ直行

17時30分~
ホールD7

モディリアーニ弦楽四重奏団

紹介文は
『弦楽四重奏曲第1番について、ショスタコーヴィチは「春らしく陽気」と形容したという。同じく晴朗なドヴォルザークの「アメリカ」では、第3楽章に鳥の声が盛り込まれている。』

昨日、ハイドンを聴いた団体。今回2回目。プログラムがハイドン以外では 文句なしの組み合わせということで選びました。
5列目中央やや右手という最高の位置。

最初は
🎵ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 op.49
昨年大晦日に全曲演奏会で聴いたショスタコーヴィチ。半年以内に聴けるとは思ってもみなかった!
暑くもなく寒くもないような 不思議な夢幻の世界を繰り広げてくれました。この団体に合うのかな~と思っていましたが、しっかり決まっていました。

続いて
🎵ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 op.96「アメリカ」
超有名曲。私にはマイナーな部類(CD持っていませんから…)。その程度の知識で聴いたので、それは単純に楽しめました。推進力あふれる力強い音楽作りが聴いていて気持ち良かったです。前の演奏会が「新世界」だったので、その点でもベストな繋がり。

唯一、昨日からですが、代役の第1ヴァイオリンの音色が異質だったのが気になりました。木目調の中にプラスチック、これが言い過ぎなら 紙でもいい、が混ざったような… 第1ヴァイオリンだからそれが効果的という面もあるかもしれませんが、私にはダメでした。

コンビニでおにぎりとサンドイッチとプリンを仕入れて夕食。
もう少し休んでから スコア持参の気合い十分の今日最後の演奏会に向かいます。