ラ フォル ジュルネ新潟 8,9:3日目 | 北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

北十字の旅と音楽会記録が中心の日記

旅と鉄道と温泉が大好き。
そして、クラシック音楽も好きなもんだから、音楽会を理由に、日本国内を旅しています。
音楽と旅を中心に、日記を書いていきます!

昨夜(この前)の公演のレポートは(↓)こちらから✋

 


今朝の新潟も快晴。

気持ちの良く駅まで歩いて、今日はバスでりゅーとぴあへ。



9時から完売公演の当日売りがあるので それを取るため。着いたら既に20人以上が並んでいる。昨年は並ぶなんてことなかったのに!今日、取りたかったのは 定員35人の公演。これはヤバい「ダメならその公演にかぶる定員80人の公演にするぞ!」と考えていると、定員80人の公演の方が再発売完売。で、私の第1希望は取れました。

なぜなら、今日の発売枚数 14枚だったから!

定員35人で当日販売14枚って どーゆーこと?

ちなみに「80人の公演」の当日販売枚数は4枚でした。


今日の朝一番は

新潟市音楽文化会館

10時~


ピアノ:エマニュエル・シュトロッセ
〈フォル・ジュルネ・カメラータ〉
ヴァイオリン:クレモンス・ドゥ・フォルスヴィル、正戸里佳
ヴィオラ:東条慧
チェロ:オーレリアン・パスカル
による1曲だけのプログラム

🎵ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 op.81

重厚かつボヘミアの民族色豊かな作品、と紹介されたこのプログラム。
冒頭のチェロからドヴォルザークの温かい旋律をじっくり。古典的様式で第1楽章の呈示部を繰り返すなど、わかりやすいつくりの作品。
5人が縦横無尽に綾を織るようにハーモニーを組み立てていく。
しっとりとした第2楽章、立体的な構築感が素晴らしい第4楽章など、その中心となる素敵な旋律が魅力いっぱいでした。
若手の弦のアンサンブルは、ちょっぴり不安定な部分もありましたが、まずまず。メインのシュトロッセさんは 控えめに弦を支えるような演奏。若手の自発性を促すような アンサンブルの楽しさを感じられる音楽になっていました。

続いてお隣の建物

りゅーとぴあ 能楽堂

11時15分~


ムジカーシュ(民族音楽)
の公演。
曲のクレジットはなく、
熱狂と哀愁!ハンガリーの大地にあふれる独特のこぶしに、心ふるわせる感動の音楽を贈るプログラム
との紹介のみ。

ヴァイオリン×2、ヴィオラ、バスの4人の編成で、楽器の持ち替えがありました。
小型のチェロみたいな楽器を肩から掛けて 弓で弦や本体を叩くという奇妙な奏法だけの楽器やら、尺八みたいな縦笛ですが 吹きながら言葉を喋るという管楽器、マンドリンやリュートみたいな楽器も登場しました。

ハンガリー民謡、民族音楽の特徴の だんだんスピードが速くなる に従って、後半は会場を拍手で巻き込んでの盛り上がりを楽しめました。

能楽堂なのに PA使ったり、ピッチがかなり怪しかったりとありましたが、ハンガリーというより、ロマの音楽を直接聴けたことが収穫でした。

ただ、この楽団、一昨日から毎日(今日も)無料の舞台での公演があったので、一昨日、昨日とちょっぴり予習できました。私の予想では、もうひとつのジプシートリオが無料に上がると考えていただけに、失敗。ジプシートリオは聴けずに終わりそうです。


お昼はホール前の空中庭園の芝生でランチ。チューリップの花の舟が浮かぶ池には 小さな子どもが水遊び。私はTシャツで信濃川に沿って吹く風を浴びると、とても気持ち良かったです。





さぁ、午後のコンサート、寝ないようにしないと…