今日は神奈川県の北の端、相模湖までのお出掛け。予定では、早起きして「初高尾山ハイキング」を予定していたのですが、超軟弱ハイカーの私は、雨予報に怯え前座はパス、余裕を持って 相模湖へ向かいました。

イリーナ・メジューエワ
ラヴェル:ピアノ独奏曲全曲演奏会 アンコール~ムソルグスキー:展覧会の絵
相模湖交流センター
14時~

ピアノ:イリーナ・メジューエワ
主催者からの紹介文は
『2025年度、大好評にて終演した全2回開催のラヴェル:ピアノ独奏曲全曲演奏会。「また来てください」の声多数にお応えして、イリーナ・メジューエワのアンコール演奏、決定!
録音したCDの発売も記念して、CDにしたラヴェルの楽曲にムソルグスキーの傑作「展覧会の絵」と組み合わせた魅力的なプログラムをお届けします。
今度のピアノはベーゼンドルファー。
録音に使用したピアノ・スタインウェイとは個性の異なる音色で奏でられるラヴェル楽曲をどうぞお楽しみください。』
3列目の中央で聴きました。

プログラム前半がラヴェル
🎵ラヴェル:プレリュード
🎵ラヴェル:『水の戯れ』
プレリュードの最初の音てビックリ!古楽器中心で聴いている耳には、この小さなホールでのモダンピアノのフォルテは強烈ですから!
水の戯れの右手は、光る水飛沫✨
🎵ラヴェル:ソナチネ
🎵ラヴェル:『クープランの墓」
この2作品は「聴いたことはある」というレベル。
ソナチネは3つの楽章とも折り目正しい演奏で私好み。
クープランの墓は、冒頭から暗さが漂う感じがユニーク。フォルラーヌの浮遊感のあるモダンな雰囲気も落ち着いたスタイルに。その後の楽章も、ラヴェルよりクープランの空気が強い感じでした。
ここで休憩が入って、後半 最初に
🎵ラヴェル:シャブリエ風に
🎵ラヴェル:ボロディン風に
この作品は、17~18世紀のヴェルサイユで流行った「ポルトレ(肖像画)」の音楽に因んでの作品かと思いきや、イタリアの作曲家、カゼッラからの依頼で書いた作品とのこと。どちらも初めて聴くうえに、シャブリエもポロディンもピアノ作品を聴いたことが無いので 素直に聞くと、どちらも色彩感より音の骨格がしっかり目立っていました。ボロディンの寒そうな音楽が 今日の天気にミスマッチ😁←録音をしているということで、演奏中 空調を止めたので、暑かったのでなおさら💦
メインは
🎵ムソルグスキー:『展覧会の絵』
ミニチュアスコア片手に聴きました。
冒頭のプロムナード、右手の単音のフレーズの強靭なこと!「指が折れてしまうのでは?」と思うくらい。その後も堂々とした演奏が続き、疲れそうに思えてきた6曲目の「プロムナード」からは弱音で聴かせてきました。次の「ヒヨコの踊り」の子どもを感じさせる軽妙さ。次の「2人のユダヤ人」では 2人の対比を明瞭に。メジューエワさんは貧乏人の音楽を繊細で悲しげに描いていました。後半は「カタコンブ」のダイナミクスと色彩感の対比が 実演ならではの音と空気、それに続く「バーバ ヤーガ」のグロテスクさもあわせて、壮絶な2曲が圧巻でした。
アンコールは

🎵ムソルグスキー:瞑想
初めて聴きましたが、展覧会の絵とは正反対の端正で落ち着いた佳曲。
🎵ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ
🎵ラヴェル:鏡~『悲しい鳥』
どちらも心に訴えてくる演奏。特に悲しい鳥の前半は、悲痛な感じがひしひしと伝わってくる様。
展覧会の絵で 熱くなった空気を落ち着かせてのお開きとなりました。
ホールから出ると、傘なしでは歩けない程度の雨。

相模湖駅の照明に 暖かさを感じられる天気になっていました。
