馬場のぼる展に行きました | もりのゆの湯加減

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その他絵本関連の話やゆーこの音楽活動など♪

少し前に行ってきました!

刈谷市美術館で開催の

ラブ「馬場のぼる展」ラブ

にゃご!にゃごにゃご!


一階の始めの部屋は「11ぴきのねこ」の展示でした。
「11ぴきのねこ」シリーズの色彩は、温かくて鮮やかで、わたしも大好きなのですが、あの独特な色合いが、どのように作られていたのか……ということも展示されていましたよ!

展示室の中に、「11ぴきのねことぶた」に出てくるぶたのおうちがあって、中に入ることもできました。窓から覗くと楽しい!キラキラ

このシリーズに繋がる作品の展示もあったり、ねこたちのお話が生まれていく過程を見て感じることができました。

一番心に残ったのは、馬場さんが作品をつくるときに、大切にしていたこと。

絵と文章の伝える情報が重複すると、
切れ味が悪くなる
(言葉は少し違うかもしれませんが、こんな内容でした。)

この言葉に触れてから、改めて「11ぴきのねこ」の絵本の絵だけを見てみると……
文字情報はないのに、おおよそどんな話なのかがわかることに気づきました。

絵だけでも、楽しくて、
おかしくて笑ってしまえるのです爆笑

絵で伝わることを文章で説明しすぎると、くどくなる………これを「切れ味が悪い」と馬場さんは表現されたわけですね。

作品の下書きには、文章を何度も推敲し、消しては書き直し、また消しては新たに書き………
という、馬場さんの作品の切れ味に対するこだわりの跡が見られました。
無駄を削いで、絵と文章を絶妙のバランスに仕上げる。
あの愛らしく憎めない、魅力的なねこたちの話は、こうして作り上げられたのか!!と感動しましたびっくり

11ぴきのシリーズは新作が世に出るまで毎回数年の時を経ています。
人気シリーズであるにも関わらず、30年ほどでわずか6冊。
それも馬場さんが常に「前作に負けない最高の作品を!」という姿勢で作品を生み出したが故だったのですね~照れ

一階は他にも、幼少のころからの作品などの展示がありました。
絵はもちろんですが、字も素晴らしい!ラブ
書き文字も味のある読みやすい字で、レタリングデザインもどれも見いってしまうものばかりでした。

二階は漫画作品がズラリ!
馬場さんは、ご自身を絵本作家ではなく、あくまで漫画家が絵本を描いているというスタンスでいらっしゃったそうです。
恥ずかしながら、わたしは絵本作品しか知らなかったのでアセアセ
今回の展示で初めて漫画を目にすることができました。



展示室は写真NGですが、ロビーでは撮影可でしたキラキラ
折り紙でねこが作れるコーナーもあり、お子さま連れの方も楽しそうにしてらっしゃいました。
我々はおりがみをお土産にいただき、家で一緒に作ってみましたよ~ルンルン
顔の表情を変えると、またかわいいラブラブ

展示を見るのに、二時間以上かけても時間が足りないくらいでした。

グッズもたっっっくさん販売されていましたが、タイムアウトで泣く泣く引き上げました泣くうさぎ

刈谷市美術館では11月6日(日)まで開催のようですニコニコ
ご興味ありましたらぜひ!