九州と神奈川で最近大きな地震がありました。

 

この地震大国日本において、たった十数年前にも東日本大震災クラスの地震が来て記憶にないわけがないのに、1年2年たつごとに記憶と危機感が薄れ、、、という方も多いのではないかと思います。しかし、甚大災害は、来るものだと思って備えるに越したことはありません。(筆者は防災マニアなので、電気水道ガス全部止まって買い物一切できなくても頑張れば3週間は暮らせますが、こんな人は少数派でしょう)。そこで今日は、妊活や妊娠子育てにスポットを当てて災害について書いてみようと思います。

 

基本的に震度5弱以下であれば、地域や地盤、天候、その地域の災害対策度合いにもよりますが、停電しないかしてもせいぜい半日程度、電車も数時間から半日くらいは止まるかも知れませんが、生命にかかわるようなレベルになることは稀で、大局的に見れば大したことはありません。

 

震度5強くらいになってくると、少し雲行きが怪しくなり、震度6弱くらいになると、インフラが影響してきます。停電、断水、そしてガスが止まります。

 

インフラが止まった場合、電気(数日~1週間)→水道(1~2週間)→ガス(2~4週間)の順に復旧します。水道が止まった場合、給水車などが来ることもありますが、甚大災害だと数日程度かかることもあります。つまり、とりあえずの対策としては、電気・水道・ガスの全インフラが停止しても3日くらいは何とか生活できる備えをしておくのが最低ラインです。

 

人間、1週間くらい何も食べなくても水さえあれば問題なく生きていけますが、ただでさえ極限状態であり、復旧作業や肉親捜しなど色々やらなければならないことがある中で空腹で数日耐えるのはなかなか大変です。妊娠中や子育て中であればなおさらです。


最近の非常食は5年くらい持ち、味もだいぶマシになってきたのでそれでもよいのですが(楽天市場などで、災害食料備蓄セットみたいなものも売ってたりしますが)、アルファ米といって水を入れるだけで食べられるお米みたいなやつが多いです。しかし、カセットコンロと鍋と米があればご飯炊けますので、カセットコンロとボンベ10本くらい(ガスは一度止まると下手すると月単位で復旧しないので、もっとあってもよい、ちなみにカセットコンロ用のボンベで暖まるストーブなどもある)、水の備蓄は基本として、あと米はできるだけ切らさないように常に5kgくらい余計にストックしておくようにすると、あったかいご飯で当座をしのぐことができます。レトルトカレーなんてあると最高ですが、極限状態の身には「のりたま」でもごま塩でも十分胸に沁みます。


お湯があると、顔を洗ったりお茶飲んだりくらいできるので、カセットコンロは意外と重要です。なお、カップラーメンは意外と賞味期限が短いほか、脂が悪くなるのでしょう、賞味期限が切れると見違えるように不味くなるので、災害備蓄としてはあまりお勧めではありません。水が貴重なので洗い物はできるだけ避けたいので、紙皿大量に用意するか、あるいはサランラップでお皿を包んでサランラップをはがすようにすると洗い物がなくなります。またウェットティッシュ等がたくさんあると、フォーク・スプーン・箸・コップをふくことができます。

 

好き嫌いもあるでしょうが、ウォーターサーバーがあると良いローリングストックになります。使わないよとお思いでしょうが、ウォーターサーバーからお湯が出ると、ヤカンいらくなる(お茶コーヒーカップラのためにお湯を沸かすことがなくなる)ので、意外と便利です。ただし、停電しても水が出る機種にしましょう。時期にもよりますが、子育て応援プランとかプレママプラン的なものを用意している企業もあります。また基本料金はあるけど月々の購入ノルマはないとか、逆に基本料はかからないけど毎月何本必ず買えとか、宅配業者による宅配か専門業者が来るとか、配達曜日とか色々特徴もありますので、よく比較するとよいと思います。ウォーターサーバーがあると水のストックがギリギリになるということが基本なくなり、ギリギリになるまで買わないとかしなければある程度の水のストックは確定しますので安心です。

 

あとは水洗トイレが使えなくなることに備えてベランダにプランターと、あと「大」のために消臭剤つきの簡易トイレがあると安心です。

 

震度6強になると、さまざまなお店の開店の目途が立たなくなるのと、流通が止まります。また、やっているお店も必要なものはほぼ買い占められていると思ったほうがよいです。誰かに何か送ってもらうとかも基本期待できません。また、ガソリンスタンドも機能停止しますので、車にもあまり期待はできません。車はできるだけマメに満タンにしておくのがお勧めです。

 

本棚や食器棚にツッパリしたりテレビや電子レンジに耐震マット貼ったり、食器棚に耐震ラッチつけておくと地震が来たあとの片付けがすごくラク、一度やれば次引っ越すまで放置でいいわけなので、このくらいはやっておいたほうがいいです。あとはスマホの充電ですね。筆者はキャンプ用のバッテリー買って年4回ちゃんと充電と動作確認してますが、そんなことしなくても、Amazonで投げ売りしてる10000〜20000mAhくらいのモバイルバッテリを何個か揃えておけば十分です。あとは古いスマホもとりあえず定期的に充電しておくと最低限SIMを入れ替えれば電話やSMS、SNS、MMSくらいできます。電池で動く扇風機、携帯ラジオくらいあると素敵です。

 

ただ、日本で暮らす以上、ビクビクしていても仕方がないというか何もできません。必要以上に怯えず粛々と日々過ごすのも大切です。