毎日蒸し暑いですね。日中に外に出ようものなら、すぐ脂汗がしたたってしまう。筆者がチャーシューになっちゃう・・・

 

採卵が夏がいいとか冬がいいとか、移植は何月がいいとか、そういうデータってちょいちょいあります。そのデータに嘘はないんだろうし、データとしては面白いんだけど、実際に数年間の自院データ見ると意外と一貫性がありません。

 

完全に治療開始前で、年齢的にも十分な余裕があるような場合は治療月を選んでいる余裕もありますが、人によってはどこかのタイミングで急激に卵巣期の悪くなることもあるし、どこまで信用できるんだか分からん「〇月がいい」に引きずられて時間を無駄に過ごした期間分の卵巣機能低下と、季節による違いとどっちが影響大きいかは正直微妙なところ。

 

しかもこれ、結構人によるんですよね。確かに何年か治療していると季節による影響があると思われる方はおられるんですが、明らかに夏がいい方、秋がいい方、年末年始が一番良かった方、人によってさまざまで個人差も大きく、あんまり先入観大きいのもよくありません。そもそも、ほぼ一日中空調のきいた室内にいる人、そうでない人、暑さ寒さに強い人、弱い人、色々おられますので、現場の実感としても、まあそりゃ人によるだろうって感じです。

 

身体的精神的あるいは経済的理由で休み休みでないと治療を続け難い方も少なからずおられます。色々な事情があれば、それはやむを得ないということになるのですが、もし可能ならば治療はどんどんやっちゃったほうがいい。もちろん、久しぶりの治療で結果が出る方も、治療の合間に妊娠される方もおられるけど、そういう方がたくさんいるわけではなく、やはりどんどん治療したほうがその方が少しでも若い卵子で勝負できるので、結果的に効率的に結果を出せることにつながるわけです。

 

もちろんわざわざ体調悪い時に治療することはないわけで、夏バテひどいとか、疲れが全く取れないという場合はお休みが必要です。治療できるような感じじゃないけど気持ちばかり焦る、という場合は、色々な検査に時間を充てる方法もあります。慢性子宮内膜炎や、着床の窓(ERPeak)、子宮内フローラ(ERBiome)の検査等は結果が出るまでに時間がかかりますので、よほど体調悪すぎとかでなければ検査周期にあててみてもよいかも知れません。

 

当院では、他院治療中の方のセカンドオピニオン、あるいは各種オプション検査も承っております。ぜひご相談にいらしてみてください。お盆もお休みなく通常通り診療しております。

 

皆さまのご来院をお待ちしております。