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文学フリマへの道!

ここでは同人誌作成までの日々と、各メンバーの好きなことを記事にしていこうと考えています(´・ω・`)
文学だとかマンガだとかアニメだとかゲームだとか音楽だとか

こんにちは。ふりゅうです。新しいブログメンバーです。
次回作となるrepro2号では小説を書く予定です。
そちらもよろしくお願いします。

さて、今年は『風立ちぬ』と『かぐや姫の物語』という2つのジブリ映画が上映されました。

『風立ちぬ』は零戦を設計した堀越次郎の、『かぐや姫の物語』は月からやって来たかぐや姫の生き方が映画の大きなテーマとなっています。
この2人の生き方はかなり異なる(ある意味で真逆と言ってもいい)のですが、2作品を見た上で共通するメッセージのようなものは無いのか、少し考えてみました。

『風立ちぬ』の堀越次郎は少年の頃から飛行機の設計を志し、念願叶って設計士となります。
上司や同僚や妻に恵まれ、戦争に突入しようとする難しい時代の中で次郎は懸命に働き、ついには自らが思い描く飛行機である零戦を完成させます。

一方で『かぐや姫の物語』のかぐや姫は自然豊かな土地で育ちますが、高貴な姫君となるために都へ移り様々な不自由な思いをします。
結果的に多くの人間を傷つけ自らも傷つき、都の生活は偽物で自然の中での生活こそ自らの幸せだったと後悔しますが時すでに遅く、月からの迎えによって記憶を失い月へ帰っていきます。

自分のやりたい仕事を全うした次郎は零戦を完成させ、自分の望む生き方を選ばず都で過ごしたかぐや姫は自らを偽物と罵り後悔します。
単純に2作品を比較すれば、「自分がやりたい事を突き進めていくことが幸せ」ということになると思います。
少なくとも自分は、最初はそのように感じました。

ただ、小さい頃からの夢を実現してそれで生活していけている人がどれだけいるでしょうか。
多くの人間は多かれ少なかれ何かを諦めて今を生活しています。
周囲とのしがらみだったり自らの才能の限界だったり目先の生活費を稼ぐためであったりと理由は様々でしょうが、我々のほとんどが次郎ではなくかぐや姫だと思います。

かぐや姫は長い冬を耐えれば春が来ると信じて都の生活を選びました。
本当は自然の中で暮らしたかったけど自分が高貴の姫君となれば爺は喜ぶ。
その選択は納得はできなくても理解できるものであり、次郎になれないほとんどの人間はかぐや姫の生き方を偽物呼ばわりできないはずです。
「自分がやりたい事を突き進めていくことが幸せ」という言葉はほとんどの人間にとって救いではなく絶望です。
それができれば苦労しないと。

ですが、それなら自分のやりたい事を突き進めた『風立ちぬ』の次郎が幸せになったかと言えばそうでもないのです。
才能に恵まれ少年から憧れる仕事に就き、周りの人間にも恵まれてついには夢を成し遂げる次郎。
文句のつけようのない成功者です。
ですが彼の設計した零戦は多くの人間の命を奪い、妻の菜穂子も失って(結核で余命が短かったとはいえ次郎が仕事を捨て看病に徹すればもっと生きられたかもしれない)次郎の心はズタズタに引き裂かれます。

次郎はこの結末を知りながらも設計の手を止めませんでした。
飛行機の設計は多くの命を奪う呪われた夢であることを知りつつ、それでもピラミッドのある世界を選んだのです。
自らの夢や理想を実現させるために破滅への道と知りながら突き進んでいった次郎は、夢の世界で菜穂子に許されたものの大きな代償を払う結果となりました。
彼の結末が幸せだったかというと、そうとは言えないと思います。

結局、やりたい事を追求して理想を生きた次郎も、やりたい生き方を選ばずに現実を生きたかぐや姫も、最後は幸せにはなれなかったのです。
「自分がやりたい事を突き進めていくことが幸せ」よりも更に救いがないじゃないかと思うかもしれませんが、こうすれば幸せになるといった正解は世の中に存在しないのです。
理想を追いかけても現実に生きても幸せになれるかは保障されていません。
保障されていなくても一生懸命に生きなければならない。次郎のように。かぐや姫のように。

理想は大切だけど現実を見なければ生活できない。
ならば我々のするべきことは理想と現実を天秤にかけつつ、その場その場で最善と思われる選択を続けていくことではないでしょうか。
たとえそれが幸せな結末とならなかったとしても。
それが生きることじゃないかと、2作のジブリ映画を見て感じました。

理想を生きてズタズタにされても、
現実を生きて後悔に苛まれても、
それでも、生きねば。
もう年末ですね。
大掃除をしようしようと思いつつも、部屋が散乱したままの淡夏です。
そろそろやばい……。


まず宣伝なのですが、前回の『repro1号~存在~』に掲載した私めの小説あなたが、愛してくれたから』を“小説家になろう”に投稿しました。
何と、無期限公開です!!
気になる人は、下記URLをクリック!

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二日事に、21時頃更新予定なので要チェック!!


宣伝はこれくらいにして、2013年も後わずかなので、この一年はどんなアニメを見て来たのか、さらっと振りかえってみたいと思います!

……と思ってたのですが、操作ミスで感想が全部消えてしまいましたorz
悔しいので、せめて検索で引っかかるように一覧だけのっけときます。
好きなアニメがある人は語りましょう。



はたらく魔王さま
俺の妹がこんなに可愛いわけがない。
進撃の巨人
翠星のガルガンティア
革命機ヴァルヴレイヴ
とある科学の超電磁砲SS


ダンガンロンパ The Animation
戦姫絶唱シンフォギアG
Fate/kaieid liner プリズマイリヤ
物語シリーズ2ndシーズン


ミス・モノクローム The Animation
ゴールデンタイム
キルラキル
リトルバスターズ refrain
WHITE ALBUM 2
凪のあすから
京騒戯画


映画
風立ちぬ
劇場版空の境界/未来福音
魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語
かぐや姫の物語

これ全部に感想つけたんだよ!
何で操作ミスなんて……。

気を取り直して、何にせよ、来年もどんな作品が生まれるか楽しみですね。
これにめげずに、また感想等をアップしていきたいと思います!!

ではでは、またどこかで~
どうも御無沙汰しております、淡夏です。
最近、自分は時間を作るのが下手だなと実感してやまない毎日を送っております。
もっとゲームしたい。


さてさて先週の話ではありますが、見てきましたよ、ジブリ最新作『かぐや姫の物語』
時間が経ち鮮度は落ちてしまいましたが、以下ネタバレ感想。


まず出てきた感想が、「(監督を指して)このお爺ちゃん達、本当に大人になりたくないんだな」でした。

物語自体は『竹取物語』に忠実で、ネタバレも何もないように思います。
ただ、かぐや姫のキャラクターが、今までの美しい清らかな姫君といったものではなく、とにかく元気な少女になっていたのが今作の特徴なのかな、と。
赤ん坊からから少女に成長するところなんか、絵もよく動くわで活き活きと描かれていました。
しかし、都暮らしを始めてからは、その窮屈さに苦しむばかり。
都暮らし中の彼女は、かぐや姫というより、『堤中納言物語』「虫愛づる姫」のイメージで描かれていたような。
特に、「睫毛抜くとかないわー、お歯黒とかないわー」というくだりはそのまんまだった気がします。

この、都暮らし中の苦しい感じが、今回の肝なんじゃないかと個人的に思います。

「高貴の人と添い遂げることが、女の幸せ」という周囲に対し、「山に帰って様々なものと戯れる方が幸せなんだけど」といった態度をとるかぐや姫。
あくまで『竹取物語』の話に沿って進行していく物語と、それに抵抗するように画面を動き回るかぐや姫。
このあたりに、高畑監督の社会的な枠組みや「幸せ」に対する反抗心のようなものが見え隠れしているように思えて仕方ありません。

最近、「幸せって何だろう」みたいな話をする機会がままあるのですが、答えは一向にでません。
ただ、自分らしく生きられれば、それが幸せなんじゃないかなという話にはなりますね。

『かぐや姫の物語』でもそれは同じ。
でも、この作品でのかぐや姫の自分らしさというのが、とことん純粋であることにあるんですね。
『風立ちぬ』の堀越次郎も純粋なんだけど、それ以上に野生(?)っぽさが強いような。
子供らしい無邪気さを持ったまま生きられれば最高、という感じですかね。

『風立ちぬ』とにせよ『かぐや姫の物語』にせよ、本当に純粋なまま生きていたかったんだろなという気持ちはひしひしと伝わってくる。
ただ、『かぐや姫の物語』の方が現実的というか、容赦は無かったように感じますね。
かぐや姫は都暮らしに段々心を病んでいったり、あれだけ今までのかぐや姫とは違うイメージを押し出しておきながら、結局は『竹取物語』の物語の枠の中に収まってしまったり。
見終わった後の「抗えなかった感」には、辛いものがありましたね。
そこらへんに関しては、現実はどうあれ、とにかく綺麗な面だけを描いた『風立ちぬ』の方が後味は良かったような。
宮崎駿にしろ、高畑勲にしろ、お爺ちゃん達があれだけ純粋さに拘ることには、ある種の異常さを感じずにはいられませんけどね。
(だから、ドキュメンタリー映画に『夢と狂気の王国』なんてタイトルがつけられるんだよ。)

でもまあジブリだし、それなりにお勧めできるんじゃないでしょうか。
特に拘りの作画は一見の価値ありかと。

そんなわけで、気になる人は劇場へ。

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