バスケットプレーヤーのチャックテイラーさんについての説明。 | Re:printtのブログ

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久し、ブリmaxです、尾形です。
もー寒くて寒くて。
大変ですね
僕は最近”帯状疱疹”というものになって、年明けから体調がよくありません!笑
帯状疱疹って結構深刻です、「帯状疱疹」で検索ッ!

はい、

今日はですね、絶対的に覚えておきたいコンバースです。
やってきました、コンバース。
今日は70年あたりまでのコンバース見ていきましょう◎
あのチャックテイラーですよー


まずは基本から。
70年代以前のオールスターを、マニアの間では「チャックテイラー」と呼ばれています。
コレはコンバースシューズの開発に当時貢献していた、有名なバスケット選手の名前なんです。
チャックテイラーさんの実績については各自調べてください笑

で、
一番人気がある年代の通称"チャックテイラー"は、
60年代~70年代のモノ。
そのディテールを基本として覚えましょう。
現行と違うところは一目両全ですよね!
photo:01


サイドに大きくかたどられたステッチがあります。
これが"サイドステッチ"。
photo:02


そしてその裏に、
"あて布"と呼ばれる布補強がしてあります。
当時この靴はファッションシューズとしてではなく、
バスケットシューズとして使用されていたため、
一番摩擦する指の付け根部分がすぐに破れてしまうことを考慮し、
補強目的で付け加えられました。
これが現行のモデルとの1番の違いですね。
今のって履いてると、この部分が剝がれてきたってことあると思います。というか絶対剥がれるんですよね

この2つが採用されたのが60年代からだそうです。

これを踏まえて、
まずは50~60年代初頭のモノを。
この年代は「Lucky Boy」という、
同じチャックテイラーシリーズのスニーカーで検証。
photo:03


photo:04



まず見てほしいのは、
サイドステッチがないこと。
このころまではまだ欠点が克服されてないため、
このディテールはなし。
そして、ヒールパッチが赤で写真のようなデザインであることと、
インソールが肌色にこげ茶の文字でデザインされていること。
あと重要なのが紐の素材。
コットン100%の紐。
基本的には少し生成り色(茶色っぽい)をしています。
この紐は80年代初頭まで変わりません。
そして、
そのあとのモノが一番人気のある時代のモノ。
photo:06


photo:07


photo:08


これがチャックテイラーの中でも、
通称"三ツ星"と呼ばれている1962年以降のチャックテイラー。
変更点は、
まず名前にもあるとおり、
ヒールパッチにデザインされる☆が3つあること。
そしてサイドステッチとあて布がつきます。
インソールの変更はなし。
紐もコットン100%。
その他で注目しておいてほしいのは、
トゥーのゴムの手前がポッコリ、
はっきりとへっ込んでいること。
ココがヒールパッチを見ずしても、
一見で60年代ものと分かってしまうディテール。
あとのものと見比べていただければわかります。
そして、
60年代後期のチャック(三ツ星)へ。
photo:09


変更点はインソールのみ。
細かく言うと、
このころからヒールパッチの真中の大きな☆の下に、
R(レジスター)マークが入るようになります。
ただこちらのチャックのヒールパッチはダメージが大きく、
ヒールパッチを確認することができません。
ちなみにインソールについてですが、
青枠に黒い文字で「converse」と書かれています。
通称「青枠黒文字」と呼ばれるディテール。
ちなみに、
カタログ上ヒールパッチが"三ツ星"ではなくなったのが1970年。
1969年までのものとわかります。
そして、
ついに70年代ものへ。
photo:10


photo:11


トゥのゴムのへっ込みがなくなり、
ヒールパッチの☆が1つになります。
あとインソールに注目してほしいのですが、
このころからヒールパッチだけでなく、
インソールの「青枠黒文字」の下にも"MADE IN USA"の文字が入るようになります。
写真には紐がついていませんが、
もちろんコットン100%。
これが1976年まで続き、今に至る。


こんな感じです。

かなり難しいですが、覚えておけば、古着屋めぐりも楽しくなりますね!

尾形でした。

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