帰って来ました。 | 名古屋で精進する社長の独り言

帰って来ました。

名古屋で精進する社長の独り言-0001


今回で11回目の支援活動に行って来ました。
ボランティアセンターの指示で、初めての地区、
廻館(まわりたて)地区でのガレキ撤去作業でした。
震災14ヶ月目にして、
まだ人海戦術でのガレキ撤去作業の必要性があるという事実…。(´・_・`)


現場をパッと見るとガレキがあるようには見えないけれど、
その地面自体が土砂が堆積して高さが上がっている。
もともとの高さから1mほど堆積しているので、スコップやツルハシ、
また小さめのシャベルなどで潮干狩りのように土を少し掘ると、
土の中からガレキが出るわ出るわ!
いろいろなものが次々と姿を表わす。


瓦、木ぎれ、大きな石、コンクリート、アスファルト、鉄筋、パイプ、
皿などの陶器や漆器、ビデオテープにMD、筆ペン、衣服、化粧品のビン、
子供用のコーヒーカップ、おもちゃ、写真、プリクラ…。
バケツを片手に手で少しずつ掘り出し、それらを素材ごとに分別してまとめていく。
地味な仕事ではあるが、結構腰に負担が掛かる作業だった。


南三陸町も私たちが最初に来始めた頃に比べたら徐々に戻りつつある。
ガレキや潰れたクルマは一カ所に集められるようになったし、信号も増えた、
街中はまだ何もないところが多いけれど藁ぼうきで掃いたようにキレイになって来たし、

復興商店街も出来、その他にもプレハブ作りのお店も目立つようになった。
そんな、表向きは復興が進んでいる面もあるけれど、
今回のように14ヶ月間手付かずの場所がまだたくさん残っていることもまた事実。


その一方でやはりボランティアの人は減っていて、
昨日もボランティアセンターの受付にはほんの僅かな人たちしか来られてなかった。
以前は団体ボランティア、個人ボランティアが列をなしていたのに…。
ボランティアセンターの方も、このまま忘れ去られるのが一番怖いと話されていた。
まだまだ人の手がいる。
まだまだ手付かずの場所がある。
まだまだ掘り起こさなきゃいけない思い出がある、と。


そんな現実を見て来たので尚のこと、来月以降もまた行きます。
こんな私の一連のアップを見ていただいて、
被災地の現状をいくらかでも感じていただければ幸いです。


そして、出来れば現地に行きましょう!
俺たちがガレキを一杯捨てれば、地元の人はその一杯分捨てる苦労が減ります。
それは事実です。
私たちは微力だけれど無力じゃない。


作業自体は高校生の女の子でも、70才過ぎの方でもふつうに出来る仕事です。
もしも行ってみたい方、もちろん私たちと一緒じゃなくても、
行き先や行き方、受付場所、受付の仕方、持っていく道具など何でもお教えします。
ぜひ一度現地を訪れてみて下さい。
宜しくお願いします。



ありがとうございます!