少年少女ファーブル昆虫記 (3)/ファーブル

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【著者】ジャン・アンリ・ファーブル
【対象年齢】全年齢

ファーブル昆虫記特集第三弾はハエの話です。
ハエやウジの話なんて読みたくないという人は多いでしょう。
でも、ファーブルの研究は衛生管理について重要なヒントも残しています。

以下は読書のポイント

【ハエから肉を守る方法】
ファーブルは、猟でしとめた鳥の死骸を使って、ハエがどこに卵を産むか調べました。
その結果、目玉やクチバシの中、傷口に卵が産みつけられることがわかりました。
これらの部分を紙で覆うと、ハエは卵を産まなくなります。
ハエは柔らかい部分に卵を産もうとするので、食べ物を保管する時は紙などで包んでおくのが良いと
ファーブルは結論付けています。

【腐らなかった鳥】
ところでこの実験の中で思わぬ事実が明らかになりました。
ファーブルは、紙の袋で完全に密封された鳥の死骸を数年放置していたのですが
その死骸は腐らずにミイラになってしまいました。
「そうか、つまりウジが死骸を腐らせるのだな」とファーブルは結論を出します・

【ファーブルにも実験の誤り】
あれ?何かおかしいぞと思った方、その通りです。
物が腐るのはウジのせいではなく、細菌の繁殖によるものです。
ファーブルの時代は細菌や微生物についてはまだ十分に研究が進んでいませんでした。
そのため、昆虫記には間違った結論が時々存在します。
また、ファーブル自身も完璧な研究者ではなく、実験に誤りや不足もあります。
というわけで、昆虫記を読む際は、生物学の専門家による注釈つきの本を読むことをお勧めします。