羅生門・鼻・芋粥 (角川文庫)/芥川 龍之介

¥380
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【著者】芥川龍之介
【対象年齢】中学生・高校生
羅生門といえば、芥川龍之介の代表作といえるでしょう。
今昔物語の「羅城門の上層に登りて死人を見し盗人の語」を元にした小説です。
芥川龍之介の作品には、人間のエゴをテーマにしたものが多く、
この作品も例外ではありません。
【あらすじ】
天災や飢饉によって京の都がさびれかけていた頃、
朱雀大路にある羅生門は荒れ果て、死体を捨てる場所となっていた。
ある雨の日、行き場を無くした下人が一人、羅生門で雨宿りをしていた。
楼の上に登るはしごを見つけた下人は、漏れている灯りから、何者かがいることに気づく。
はしごを登ってのぞいてみると、そこでは老婆が死体から髪を抜いていた。
恐怖と好奇心から下人は老婆に何をしているのかを問い詰める。
下人の問に対して、老婆は死体の髪からかつらを作るのだと答えた。
老婆の話では、死体の女は生前、干魚を偽って蛇の肉を売っていたのだという。
蛇の肉を売ったのが生きていくために仕方のないことなら、自分が死体の髪を抜くのも
生きていく上で仕方のないことだ、そう老婆が開き直ると、
下人はならば自分も生きるためだと言って、老婆の衣を奪い、いずこへとも無く去っていったのだった。
【低きに流れる人の心理】
「あいつが不正をしているのだから、自分の不正だって許されるはずだ」という心理は
今も昔も変わらないもののようです。
物語の主人公である下人は、最初、老婆の行為に嫌悪感を覚えるのですが、
結局は老婆の開き直りと同じ論理で自分の強盗を正当化してしまいます。
世の中の荒廃を、ミクロな視点から書いた作品と言えるでしょう。
このような人の心理を逆手に取ったのが、割れ窓理論です。
アメリカで犯罪抑止の対策の中から生まれた理論で、ニューヨークでの防犯への応用が有名ですね。
羅生門の物語などを引き合いに出して、「日本人には倫理観が無い」などと言う人がいますが、
低きに流れる人の心理は、普遍的なものであり、洋の東西も関係ないようです。

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【著者】芥川龍之介
【対象年齢】中学生・高校生
羅生門といえば、芥川龍之介の代表作といえるでしょう。
今昔物語の「羅城門の上層に登りて死人を見し盗人の語」を元にした小説です。
芥川龍之介の作品には、人間のエゴをテーマにしたものが多く、
この作品も例外ではありません。
【あらすじ】
天災や飢饉によって京の都がさびれかけていた頃、
朱雀大路にある羅生門は荒れ果て、死体を捨てる場所となっていた。
ある雨の日、行き場を無くした下人が一人、羅生門で雨宿りをしていた。
楼の上に登るはしごを見つけた下人は、漏れている灯りから、何者かがいることに気づく。
はしごを登ってのぞいてみると、そこでは老婆が死体から髪を抜いていた。
恐怖と好奇心から下人は老婆に何をしているのかを問い詰める。
下人の問に対して、老婆は死体の髪からかつらを作るのだと答えた。
老婆の話では、死体の女は生前、干魚を偽って蛇の肉を売っていたのだという。
蛇の肉を売ったのが生きていくために仕方のないことなら、自分が死体の髪を抜くのも
生きていく上で仕方のないことだ、そう老婆が開き直ると、
下人はならば自分も生きるためだと言って、老婆の衣を奪い、いずこへとも無く去っていったのだった。
【低きに流れる人の心理】
「あいつが不正をしているのだから、自分の不正だって許されるはずだ」という心理は
今も昔も変わらないもののようです。
物語の主人公である下人は、最初、老婆の行為に嫌悪感を覚えるのですが、
結局は老婆の開き直りと同じ論理で自分の強盗を正当化してしまいます。
世の中の荒廃を、ミクロな視点から書いた作品と言えるでしょう。
このような人の心理を逆手に取ったのが、割れ窓理論です。
アメリカで犯罪抑止の対策の中から生まれた理論で、ニューヨークでの防犯への応用が有名ですね。
羅生門の物語などを引き合いに出して、「日本人には倫理観が無い」などと言う人がいますが、
低きに流れる人の心理は、普遍的なものであり、洋の東西も関係ないようです。