moon1:細い月 「ねぇ、私たち…随分遠回りしちゃったね」 真夏の夜に打ち上がった煌びやかな花火を見上げながら。 儚げな夏の訪れとともに、凛と響いた君の声。 躊躇いがちに重ねられた手は、微かに震えていて。 その手を強く強く握り返した。 いつかまた、君が孤独に押しつぶされそうになった時、 どうか隣に俺が居ますように。 そう、願いをこめて――――――