「ねぇ、私たち…随分遠回りしちゃったね」







真夏の夜に打ち上がった煌びやかな花火を見上げながら。



儚げな夏の訪れとともに、凛と響いた君の声。

躊躇いがちに重ねられた手は、微かに震えていて。

その手を強く強く握り返した。

いつかまた、君が孤独に押しつぶされそうになった時、



どうか隣に俺が居ますように。

そう、願いをこめて――――――