久々に〈凰太郎戦隊〉以外のヒーローが誕生です。
その名も〈快傑仮面〉！
現状では〈アナザーリザーブヒーロー〉所属になりますね。
今後に悪役とかが創られれば『作品』として固めるかもしれませんが。
ただ、まぁ、彼の場合は性質的に〝オムニバス対決スタイル〟が主体となるでしょうから〈アナザーリザーブヒーロー〉でいいのかもしれません。
キャラクター路線は異なるものの本質面では〈キャプテンバーガー〉に相似したスタンスですからね。
さて、今回は言うまでもなく「正義の味方の良い人」なコンセプトです。
というか〝あの人〟というよりは〝あの年代〟のヒーロー路線を作成したかった。
ふと思ったのが『（自分を含めて）ヒーロー創作』となると基盤になるのは『ウルトラ＆ライダー』以降なんですよね……『戦隊』にせよ『メタルヒーロー』にせよ『その他特撮黄金期系』にせよ、いずれにしても『ウルトラ＆ライダー』以降の像が基盤となっている。
で、私達世代は正規シリーズorアマチュア創作に関わらず「また新ヒーローが増えた！」とばかりに継続的拡張を楽しめている。
例えば〈凰太郎ヒーローWORLD〉で言うならば〝戦隊ファン〟なら『凰太郎戦隊』で楽しめていると思いますし〝メタルヒーローファン〟ならば『魔術特捜アルカナン』があります。或いは「怪人よりも怪獣派なんだよなぁ……ウルトラとか」という層ならば『ギガレイスディア』がありますし「最近〈時代劇ヒーロー〉創られないけど、また『ライオン丸』とか『変身忍者嵐』みたいなのが見たいなぁ」と憂う層には『狩魔同心焔月』をアプローチ──私以外にも〈オリジナルヒーロー創作者〉は星の数ほどいますから、探せば〝どこかしら〟に〝何かしら〟の〝待望ヒーロー像〟が在ります。
言い換えるなら『特撮黄金期は醒めない夢と続いている』という事。
で、そうした楽しみ方が、モノクロ世代にあってもいいんじゃないか……と思ったのですよ。
あの世代は（当然ながらモノクロ放映期が終わると同期的に）終わってしまっていますから、どう足掻いても回顧で満足するしかない。
で、まぁ、それを例によって『パロディ』ではなく『遺伝子』として〈形〉にしてみたくなった。
そうした挑戦意向も〈凰太郎ヒーローWORLD〉なら可能だと考えたワケです。
これを見た先人層が「自分達が思い入れていたヒーロー像が継がれている！」と喜んでくれて、また当時の〝純朴な想い〟に回顧してくれたら嬉しいですね。
私にしても『ヒーロー創作』をしてきた意義にもなります。
やはり〈スーパーヒーロー〉は〝純粋な童心を喜ばせる事〟が本懐ですからね……世代に関係無く。
彼はいわゆる〈超常的スーパーパワー〉は備えておらず、基本的に〝鍛えられた身体技能〟と〝高性能装備：主にターバン型ヘルメット〈ターバメット〉〟に依るものです。
これは〈モノクロヒーロー〉の特色と言え、この時代は〈身体技能型：月光仮面や快傑ハリマオや七色仮面など〉〈超常パワー型：海底人8823やナショナルキッドや遊星王子など〉が等しく主柱混在していたから。
そして、そうした図式は十中八九〈黎明期アメコミヒーロー文化〉が手本踏襲となっていたからでしょうね。
ですが〈アメコミヒーロー文化〉は、現在でも〈超常パワー型：スーパーマンやスパイダーマンなど〉〈身体技能型：バットマンやアイアンマンなど〉が同等の市民権に継続されているのに対して〈日本ヒーロー文化〉は『ウルトラマン』『仮面ライダー』以降は〈超常異形型〉が絶対的メインストリームと化して〈身体技能型〉は死滅……ともすれば大なり小なり〝生身〟の要素が押されると「ショボくてダサいよねw」的に蔑笑されがちな風潮にもなってしまいました（ライダーマンとか星雲仮面マシンマンとか）。
私に言わせれば、そっちの方が〝自分達世代の価値観でしか語れない狭隘的な安っぽさ：一種のマウント優越〟に染められている底の浅さを感じますが……。
肝心なのは〝誕生期の時代背景反映〟と〝キャラクター性によるドラマツルギー〟だと思うのですよ。
あの世代だって立派に〈スーパーヒーロー〉ですからね。
『童心をワクワクさせてくれた憧れ』に対する愛着や価値観には世代差なんてありません。
何よりもそうした〈モノクロヒーロー〉が地盤を拓いてくれたからこそ我々が楽しんでいる『ヒーロー文化』が脈々と発展してきたワケですし、私的にはリスペクトと感謝は常々抱いているのですよ。
ま、それはともかく……そうした〝安い風潮〟にも唾を吐きたかった事から着手されたのも動機にあるのですよ。
この〈快傑仮面〉には。
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