「急性骨髄性白血病」


という


その字面、

その響き、

その実態・・・。



あれからちょうど半年を迎える今日をもっても、私自身とそれが固く結びついているなんて、当事者であるなんて、いまだに実感が希薄である。


こうして一通りの治療を受けた身体には大小いくつもの痕跡が刻まれているが、あの頃の日々が徐々に戻ってくるにつれ、その存在感と違和感は増してゆく。


また引き戻されるかもしれないという不安の中で、どうかこのまま希薄な存在であり続けてほしい。