~コンセプト~
世の誰しもが当たり前のように使い、すぐ捨てられがちなパッケージ(紙箱)。
実は、簡単に作られているようで、消費者にはほぼ気付かれる事のない沢山の苦労があるのです…。
このような「細かすぎて伝わらない」情報を通じて、製造準備にかかった”お宝”を有効活用するサービスの重要性を感じて頂ければと思っています!
~第2回目は「紙粉(しふん)」~
「しふん??」
そうなんです。紙の粉なんです。
何それ?って話ですが、箱を作るときに現場ではとてもとてもとーっても気にされるのです。
普段の暮らしにもよくあります。
ほら!よく見てごらん!ボックスティッシュの周り!
こんな感じになってません?これも紙粉です。
あと、カッターナイフで紙を切ったら、刃先に粉がついてます。あれです。
箱を抜き型で打ち抜く現場では、毎秒1〜2枚の紙が送られ、鋭利な刃物で一瞬で箱の形に切られます。物理的に切り抜いていますので、紙粉はゼロになりません。
で、、、何が問題なのか?
箱の納品先によっては気にされない事もありますが、特に「飲食物」や「薬」の業種が厳しいですね。簡単に言えば、中身にちょっと粉がついていたり、箱を触ったら手に粉がついたなど、あらゆる角度でクレームが来た時にブランドイメージを損ねやすい商品だから、ものすごく神経質になられます。
商品の封入ラインに入る前にチェックされ、紙粉が目立つ箱は返品。場合によっては、紙粉つきが多いと判断されたら良品も含めた納品物すべてを返品し、すぐに作り直しになってしまったりする事もあるほどの強敵なんです!!
印刷部分が多い場合は印刷のインク部分も切られるので色のついた紙粉も出るんです。
コワイコワイ。。。
ですので、打ち抜きプレス機に抜き型をセットする時に何回もテスト運転し、刃先がギリギリ当たるような微妙な高さにセットしたり、紙粉が工場内に舞わないよう、ミストを吹かせて湿度管理したり、打ち抜きプレス後に「紙粉除去装置」たる機械を通してから後工程へ送ったり…アナログ作業なのでほんとに段取りが大変なんです。打ち抜く形や紙質などの条件によっては機械を本生産で動かすまで1時間、2時間かかる事も…。
箱に対する日本の気遣いは本当に世界一です。ちょっとやりすぎでは、と思うところも実はあります。
細かすぎて伝わらない…。まだまだあります。
細かすぎて伝わらない職人ポイントが多々あって我々の手に渡るのです。
次は何にしようかな…。
